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英検1級道場-英検1級2次試験・合格の秘訣をお伝えします

2023年6月17日

テーマ:英検2次試験・スピーキングに関する情報

コラムカテゴリ:スクール・習い事

英検1級道場では、これまで多くの方に英検1級2次試験の指導を行ってきました。

合格する方には、はっきりした傾向があります。
2次試験に合格するための秘訣、といえるかもしれません。
ここにご紹介いたします。

①スピーチは最初に結論を話す


とくに、最初にイエスか、ノーかをはっきりと表明します。
それから次に、その根拠を示します。
まずは、最初に自分の姿勢をはっきりと伝えるということです。

理由は1つか、2つ(3つ話そうとするとおそらく時間切れになる)。

つまり、最初に自分の姿勢(タイトル)を述べ、その理由を挙げておくことです。
何を話そうとしているのか、ポイントを伝えます(書籍で言えば目次を見せる)。

その後に、具体的な内容を述べていきます。

理由を3つ挙げなければいけない、と信じ込んでいる人がいます。
これは誤り。英検の要綱にはそのような指示は一切ありません。
試験官からもそのような指示は受けないはずです。
(英作文は3つ根拠を示せと書かれているので、しっかりと3つ書きましょう。減点の対象になります)

②スピーチは2分以内に終わらなくてもよい

②スピーチは2分以内に終わらなくてもよい


2分以内に終わらないからという理由で落とされることはありません。
言い足りない部分は、後の質疑応答でカバーできます。
試験官によっては、途中で切った場合には、追加で説明を求められることがあります。

③質疑応答はコンパクト(明確かつ簡潔)に答える


ただし、イエス、ノーだけで終わりではいけません。
理由を簡単に答える必要があります。
質疑応答がキャッチボールのように5回~6回やりとりできた受講生は、ほぼ全員合格しています。

ある受講生は、単語、文法、論旨についてまったく問題がないのに、不合格を繰り返していました。
これは、話し方に問題があります。
相手がある面接では、相手が理解できるようにわかりやすく説明する必要があります。

そのためには、箇条書き風に話すことが有効です。

したがって2次試験対策としては、まずトピックに対して、論旨を箇条書きに整理していくことを勧めています。

このような対策を行わず、話しながら考えをまとめようとする人は、例外なく不合格を重ねることになります。
英語力の問題ではなく、話し方の姿勢の問題なのです。

英検1級2次試験で不合格を繰り返した受講生は、同じ話を他の人の10~20倍もの単語数で話す癖がありました。つまり、無駄な言葉が多いのです。
聞いている方が、だんだんと嫌になっていきます。
単語や文法、論旨が正しいものであったとしても、聞く気がしません。

本人は英語を上手に話しているというつもりなのですが、聞いている方はまったく違う評価になります。

いずれにしても、英検2次試験は面接です。独演会ではありません。


この点をしっかりと頭に入れて準備を重ねた人は、合格できる可能性が高くなります。

私は英検1次試験50勝2敗、2次試験32勝4敗です。
(2022年度第3回までの総計)

2次試験で4敗した理由は、独りよがりでまくし立てたことが原因です。
また、そのうち1回は選んだトピックと関係のないことを話してしまったためです。
スピーチの最後に、面接官が「out of Topic」とささやいたことを鮮明に覚えています(ああ恥ずかし~)。

自分自身の経験と、受講生をサポートしてきた経験から、以上のような内容をまとめてみました。

英検2次試験まで、まだ時間があります。
1回のみのアドバイスも可能です。声をかけてみてください。

https://mbp-japan.com/chiba/eiken/seminar/☚これです

この記事を書いたプロ

山中昇

自ら英検1級合格を続ける英語指導者

山中昇(英検一級道場)

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山中昇

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