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東京では、3月14日に桜の開花宣言がありました。
3月21日に池袋を訪ねたところ、駅近くの公園の桜が満開になっていました。
翌日の22日、自宅近くの川沿いでは、まだ3分~5分咲きの木がほとんどでした。
こうしてみると、東京都内は人も車も密集しているだけに、気温が高いので開花が早く、川沿いのあたりは冷えて開花が遅いのかもしれません。
現在の受講生の住所で見ると、北は秋田、南は福岡。
かなり差があります。
レッスンの最初に、今の状況を聞いてみると、秋田の桜開花は4月中旬から下旬になるとのこと。
南北に長い日本列島では、桜前線というように、日を追って桜を楽しむことができます。
私が全巻買い求め、長年愛用している「トラッドジャパン Trad Japan 」に、「桜」というテーマのトピックがあります。
その音源を聞いて、受講生と一緒にディテーションをしました。
その原稿を下記に掲載します。
ネイティブも含む数十人と一緒に完成させたものです。
注:トラッドジャパンは、私が尊敬する江口裕之先生-CEL英語ソリューションズ勤務ーが講師を務めておられる作品です
日本人の桜に対する心情を美しい英文で表現しています。
丸暗記することをお勧めします。
英文を思い出しながら浮かんでくる言葉があります。
諸行無常、盛者必衰、人の世のうつろい--------------
日本人は1000年以上にわたり桜を愛で(めで)、和歌や物語(源氏物語など)の中に表現してきました。
このような日本人の心情や伝統を受けついていくことが必要だと感じています。
英語を話すときに、このような深い内容をもった英語を話すことができるように練習していきましょう。
英文の下に、Google翻訳の日本文をそのまま貼り付けておきます。翻訳の誤りや表現の不適当な部分を探してみましょう。
桜についてあらためて思うことは、下記の通りです。
①桜は、いっせいに咲いて、いっせいに散るから美しい
もし、開花期間が3か月とか、半年とか長ければ、これほど重宝がられない
②現在目にする桜の60%以上は、ソメイヨシノ。江戸時代末期(1840~50年代)にcreateされた品種。江戸にあった植木職人が集まっていた染井村で、品種改良されてできたものであり、現在でも染井という地名は残っています。
したがって、豊臣秀吉の醍醐の花見や浅野内匠頭の切腹シーンで散る桜は、ソメイヨシノではありません。映像シーンでソメイヨシノが使われていたら、あきらかな間違い。
③吉野の桜は山桜であり、蔵王権現のご神木として奉納されたもの。山桜なので、花と葉が同時に出るため、近くより遠くで眺めた方が美しい。下千本、中千本、上千本と次々咲いていき、高度差のために約1か月あまりも楽しめる。
④戦後、焼け野原になっていた日本国内に、次々とソメイヨシノが植樹された。ソメイヨシノは寿命が60~70年のため、最近突然に倒れる(老衰?)というケースが報告されている。
⑤桜の景色を見に来る外国人も多い。上野公園に行くと外国人観光客が多数見られる。外国人が日本を訪れたい理由の2番目に、桜の景色をみることが挙げられている。
⑥50年以上前には、東京の桜の開花は4月上旬。そのため、新入社員の最初の仕事は、上野公園の花見の場所取りと宴会準備。その後、東京都の迷惑防止条例により上野公園での花見宴会が禁止されたため、今は静かに花を眺めるばかりになっている。
⑦花見と言えば、昔は自宅で弁当つくって、重箱に詰めて持参が当たり前でしたが、今はコンビニ弁当やデパ地下の花見弁当などが充実しているよう。
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トラッドジャパン 桜
Every spring, the cherry trees all over Japan burst into bloom.
Everywhere you look, there are petals in elegant subtle shades of pink.
And they are scattering in the wind to create a dreamy atmosphere.
The cherry blossom is regarded as an iconic flower of Japan.
And in fact, for many Japanese, it’s synonymous with the word “flower.”
More than 300 different varieties of flowering cherries grow around the country.
Cherry blossoms have long been used as a design element in various ways.
These lacquered bowls are decorated with blossom motifs, and here, a lacquered box for storing letters.
By depicting cherry blossoms on everyday objects like these, people have managed to suggest and enjoy a sense of spring.
Since ancient times, people have admired all kinds of flowers and composed poetry inspired by them.
It was around the tenth century the cherry blossoms became prominent as one of the motifs of spring.
They are referred to in many of the narratives and poems written around that time.
It’s because the cherry blossoms fall that they are beautiful in the eyes of all.
Nothing is eternal in the world we live in.
The aristocrats that time saw their own mortal lives reflected in the cherry blossoms that bloom and fall all too quickly.
After the start of the Edo-period 400 years ago, blossom-viewing caught on as a form of entertainment for ordinary townspeople.
When the cherry blossom season arrived, people would gather, taking food and drink with them and have boisterous parties.
For some people, this was a way to vent their daily frustrations.
In the middle of the nineteenth century, a new variety of flowering cherry called “Somei-yoshino” was created.
It was distinguished by the austere beauty of its large whitish flowers.
“Somei-yoshino” cherry trees only bloom for a particularly short period of time.
And their petals seem to start dropping almost as soon as they’ve opened.
This dovetails perfectly with the traditional Japanese aesthetic sensibility that finds beauty not only in blooming flowers but also in the way they flutter to the ground.
In the traditional Japanese world view, the transience of life is felt through the changing seasons.
At the same time the aesthetic of understated beauty is valued highly.
For over 1,000 year, people in Japan have perceived the cherry blossom to be the mirror of their sensibility.
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下記はグーグル翻訳です。英文を貼り付けるとほぼ同時にできたものを、修正することなくそのまま貼り付けました
出来栄えはどうでしょうか?
ざっと読むと、少しですが、明らかな誤訳と言えるものがありそうです。
また、意味は間違ってはいないが、日本語表現としては適当ではないという箇所がいくつかありそうです。
注:先日紹介した、とんでもないグーグル翻訳の誤訳を参照ください。
https://mbp-japan.com/chiba/eiken/column/5131300/
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毎年春になると、日本中の桜が咲き乱れます。 どこを見ても、ピンクのエレガントな微妙な色合いの花びらがあります. そして風になびいて幻想的な雰囲気を醸し出しています。
桜は日本を代表する花とされています。 実際、多くの日本人にとって、それは「花」という言葉と同義です。 全国で300種類以上の開花サクランボが栽培されています。
桜は古くからデザイン要素としてさまざまな形で使用されてきました。 これらの漆塗りのボウルは花のモチーフで飾られており、ここには手紙を保管するための漆塗りの箱があります。 このように日用品に桜を描くことで、人々は春を感じ、楽しむことができました。
古来、人々はあらゆる種類の花を愛で、それらにインスピレーションを得て詩を作ってきました。 桜が春のモチーフの一つとして脚光を浴びるようになったのは10世紀頃。 それらは、当時書かれた物語や詩の多くで言及されています。
桜が美しく見えるのは、散るから。 私たちが住んでいる世界に永遠のものはありません。当時の貴族たちは、開花と散りが早すぎる桜に自分たちの死ぬべき人生が反映されているのを見ました。
400年前の江戸時代以降、花見は庶民の娯楽として広まりました。 桜の季節になると、人々は食べ物や飲み物を持って集まり、にぎやかなパーティーを開きました。 一部の人々にとって、これは日々のフラストレーションを発散する方法でした.
19世紀半ば、「ソメイヨシノ」と呼ばれる新品種の花桜が作出されました。 それは、その大きな白っぽい花の厳粛な美しさが際立っていました。 ソメイヨシノは特に短い期間しか咲かない桜です。 そして、花びらは開くとすぐに落ち始めるようです。 それは、咲く花だけでなく、地面に舞い散る姿にも美を見出す、日本人の伝統的な美意識と見事に調和しています。
伝統的な日本の世界観の中で、季節の移ろいを通して生命の儚さを感じます。 同時に、控えめな美しさの美学も高く評価されています。
1,000 年以上にわたり、日本人は桜を自分の感性の鏡と認識してきました。