英検1級道場-賢いGoogle翻訳の決定的な誤りを発見しましたー注意して使えば完璧です

山中昇

山中昇

テーマ:その他、番外


先日、google翻訳の有用性についてレポートしました。
https://mbp-japan.com/chiba/eiken/column/5131102/☚これです
今日は追加で報告します。

教材は、英検準1級2022-2リスニングパート②Aです。
下記の英文を、Google翻訳にかけてみました。
すばらしいことに0.1秒ですぐに日本語訳が出てきます。
実に正確ですばらしい出来です。感心して読み進めたところ、決定的な誤りを発見しました。

それは、「P47は燃料タンクの容量が少なく長距離飛行が難しかったが、最終的にextra tankをとりつけることによって、航続距離を延ばすことができた」という箇所です。



Google翻訳では、何を血迷ったのか、「追加で戦車をとりつけた」となっていました。
びっくりしました。これは、tank=戦車と訳し、前後関係に関係なくあてはめてしまった事故です。
試しに、tankの前にfuelを入れて、extra fuel tankとすると、「燃料タンクを追加する」という正確な日本語になりました。

英文を素直に読めば、戦車という言葉が出てくるなどありえません。
これが、今のGoogle翻訳の限界と言えます。

しかしながら、この点以外は、ほとんど違和感のない正確な日本語訳になっています。
日本語を書くのがへたな日本人よりも、よほど上手な日本語の文章となっています。

注:最後の「パイロットは P-47 を 100 回以上撃った後でも着陸させることができました」は、「パイロットは 100 回以上撃たれた
後でもP-47 を着陸させることができました」と修正する必要があります

Google翻訳に限らず、AIがますます高度になっていく時代には、英語学習者はAI以上に高度な英語力を身に付ける必要があるということです。
言い換えれば、今後はGoogle翻訳でできる程度の翻訳者は仕事にならないということです。
AIの仕事を評価し、誤りを修正できる力がなければ、まったくお話にならないのです。

私は周囲の英語学習者に、このように伝えています。
「一流を目指しなさい」
これは私自身への戒めの言葉でもあります。

The P-47 Thunderbolt
When the P-47 Thunderbolt first appeared in World War II, American pilots worried that this extremely heavy fighter plane would be at a disadvantage against smaller, lighter German planes.

The P-47 was indeed slower at low altitudes, but when it was flying high, it could outrun almost any other plane.

One serious weakness early on was its limited fuel supply. Eventually, however, extra tanks were fitted onto the P-47 so that it could go on longer missions.

The P-47 had eight powerful machine guns and was able to carry an impressive selection of bombs and rockets.

The real reason that pilots came to love it, though, is that it was one of the most durable planes of the war and survived many hits that would have destroyed other planes. In one extreme case, a pilot was able to land his P-47 after it was shot over 100 times.

P-47サンダーボルト
P-47 サンダーボルトが第二次世界大戦で初めて登場したとき、アメリカのパイロットは、この非常に重い戦闘機が小型で軽量なドイツの飛行機に対して不利になるのではないかと心配しました。 P-47 は低高度では確かに低速でしたが、高空を飛行しているときは、他のほとんどの飛行機を追い越すことができました。

初期の重大な弱点の 1 つは、燃料供給が限られていることでした。 しかし最終的には、P-47 に追加の戦車が取り付けられ、より長い任務を遂行できるようになりました。

P-47 は 8 基の強力な機関銃を搭載しており、爆弾やロケット弾を豊富に搭載することができました。

しかし、パイロットがそれを愛するようになった本当の理由は、それが戦争で最も耐久性のある飛行機の1つであり、他の飛行機を破壊したであろう多くの攻撃に耐えたからです。ある極端な例では、パイロットは P-47 を 100 回以上撃った後でも着陸させることができました

extra tanksをextra fuel tanksに変えたら追加の燃料タンクに変更されました

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山中昇
専門家

山中昇(英語講師)

英検一級道場

英検1級1次・2次試験合わせて通算87回合格という実績と経験を生かし、朝7時から夜10時までオンライン(zoom)マンツーマンでの英語レッスン。年齢・場所不問、世界中に受講生あり。オフ通いも可能。

山中昇プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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