英検1級道場-戦い済んで日が暮れて 45回目の1級受験実況中継
本日、2022年第3回英検1次試験(本会場)が実施されました。
私も千葉市の植草学園付属高等学校で受験してきました。
試験開始は14時。終了は16時15分。
帰宅してからは、3人の受講生とレッスンがありました。
お正月に70歳を迎えた私には、かなりハードな1日でした。
今日の英検1級の1次試験については以下の通りです。
今回の単語は「パス単」だけで勉強した人にとっては、いつもより難しかった!のではないでしょうか。
読解は、逆に読みやすかったと思います。
実際に、単語と読解5問を終えた時点で、残り時間が40分ありました。
英作文は、Indusrializationが人間社会にトータルでよい影響を与えたか、というトピックでした。
書きやすいかと思ったのですが、なかなか考えがまとまらず、筆記をやめるように言われるギリギリまでかかってしまいました。
内容は、今から思うと不満がいっぱい残っています。
英作文については、今年の1回目、2回目よりも手ごたえがありません。
リスニングは、いつも通りの難易度でした。
ただし、一瞬でも気を抜くと、解答の中の選択肢で迷うということがいくつかありました。
いつも思うのですが、時間制限がない環境で問題を解くとスラスラできます。
リスニングの難しさは、単語、読解とは異なり、聞き返しができないことです。
一瞬でも聞き逃してしまうと、全体の趣旨はわかっていても正解が選べないということが発生します。
放送を聞きながら、「ここ」が設問だろうと思っていたら、そのひとつ前の文章だったということがいくつかありました。
内容は、おおまかには聞こえているのに、設問が細かいために解答を間違えるということがあったように思います。
つい先ほど、中学2年生の受講生から、インターネットのあるサイトを見て自己採点したという報告がありました。
すばらしい成績でした。最も熱心に勉強に取り組んだ受講者の一人でした。
ただし、正確かどうか怪しいところもあるので、明日13時の英検の解答速報を見て、採点しなおして報告をもらうことになっています。
リーディングとリスニングがかなりの高得点なので、早速2次試験対策を始めましょうと提案しました(A日程は2月19日で余裕がありません)。
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札幌で行われているスキージャンプ競技のワールドカップのニュースを見ました。
レジェンド葛西紀明さん(50歳)も出場されています。118メートルの成績で予選落ち。優勝したのは、小林選手。葛西さんがコーチとして指導している人です。
このニュースを見て、少し気持ちが和みました。
私は、今回52回目の英検1級受験をしています。
最近は昔ほど、英語のキレがなくなっているように感じています。脳の中身は衰えなくても、肉体は衰えてきています。目や耳、手の動きなど、若いときほど動かなくなりました。
実際に受講生の方が私よりも成績がよい、という事態になっています。でも、それでいいのだ、とあらためて思いました。
考えてみれば、例えば東大受験を指導している予備校の先生が毎年東大を受けて合格している訳でもありません。
大リーグの大谷選手にもコーチはいます。テニスの大阪ナオミ選手にもコーチはいます。
選手の方がコーチよりも圧倒的に力量は上です。
その意味で、受講生よりも点数が低いということで、恥ずかしいと思う必要もないのだと思いました。
幸いにして、今日も2次試験に向けて受講を希望する方から連絡がいくつかありました。
英検の受験について、私ほどの実戦的な情報をもっている人間は他にはいないはずです。
十二分に指導するだけの資格はあるといえるでしょう。そう思うことにしました。