英検1級道場-戦い済んで、日が暮れて(46回目) 2016-2英検1級1次試験と格闘
2022-1英検1級1次試験問題、徹底解説セミナーをオンラインで開催しました。
内容は、90分で問題解説、10分間で質疑応答および意見交換をしました。
参加者のうち2名は、すでに2022-1英検で1級2次試験まで合格しています。
もう1人は、準1級まで合格、目下1級合格に向けて勉強中の方です。
そもそも今回のセミナーの狙いは、下記の2つです。
①合格はしたが、ギリギリの成績であり、問題をしっかりと理解できておらず復習と補習が必要である
②これから英検1級合格を目指す方が傾向と対策を学ぶ
参加者は、セミナーの主旨を理解し参加された方たちです。
解説は下記のように進めました。
■単語・熟語問題
問題に対して、正解の単語を赤で示し、抄訳を入れたものを準備。さらに、パス単に掲載されている単語は黄色にして表示。
パス単と1級問題の関連を分析し、1級の単語問題での正答率を上げるためには、旺文社の『でる順パス単』で勉強するだけでは十分とは言えず、日ごろから様々なジャンルの英文に触れておくことが大事だということを伝えました。
英検1級道場では、このような分析を過去10回にわたって実施しています。
詳しくは、下記のページをご覧ください。
https://mbp-japan.com/chiba/eiken/column/5112742/
■読解問題(穴埋め)
The science of poisonとEyes in the skyの主要ポイントを解説し、前後をつなぐのに適切な選択肢の選び方を伝えました。
■読解問題(長文)
Poinsettia and Poinsettismo
The Alvarez hypothesis
The Wealth of Nations
主要ポイントを詳細に解説し、正解の選び方を伝えました。
Poinsettia and Poinsettismoは、アメリカの駐メキシコ大使Joel Poinsett氏のアメリカ・メキシコの外交関係に関する役割についての論考です。
The Alvarez hypothesisは、恐竜絶滅の原因に関する議論(隕石衝突、火山噴火)について述べられています。
古生物学に対する知識のない人にとっては、日本語で読んでも拒否反応が起こりそうな複雑な内容です。
The Wealth of Nations『国富論』
最後は、歴史や経済学の教科書に出てくるアダム・スミスの『国富論』についてです。筆者は「アダム・スミスは世界で最も有名な経済学者であることはまず間違いないが、彼の主張は大きく誤解されたり、逸脱した解釈がなされている」と述べています。
世界史や経済学の教科書で習った、「見えざる手」、「重商主義」、「新自由主義」、「資本主義」、「有限な天然資源の有効利用」等の理解が求められます。
私自身も、6月5日受験しました。今回セミナーの準備をする中で隅々まで読み直してみると、読み落としや理解不足、誤解していた点があることに気づきました。
このような意味で、英検の過去問を徹底的に読み解くことは、最強の英語学習であり、結果として英検1級合格につながると考えています。
■質疑応答
「パス単を徹底的にやっても6割しかとれないのであれば、得点をあげるにはどうしたらよいのか?」という質問が出ました。
英検1級道場では、3級から1級までの過去問、単語4000問を集めており、これを徹底的に勉強することを推奨しています。
今回の英検1級1次試験問題解説セミナーは、今後4回が残っています。
これからの参加でもかまいません。興味のある方は、下記をご覧になってください。
https://mbp-japan.com/chiba/eiken/column/5116734/