英検1級道場-短期受講者からの2016-3英検1級合格体験記を紹介します
2022-1英検1級に合格した受講生から体験談が届きました。
今回の合格者から続々と喜びの声が届いています。
続けてシェアしていきます。
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英検1級合格体験記
山中先生のご指導により、帰国子女でもなく海外在住経験もない私が初めての英検1級受検で見事合格を勝ち取ることが出来ました。
2次試験のスコアは以下の通りです。
Short speech: 7
Interaction: 8
Grammar and vocabulary: 8
Pronunciation: 7
育児に追われていた2008年に英検2級・準1級をふとしたきっかけで受検して合格後、英検からは縁遠くなっていました。
2010年に仕事に復帰し、英語を使って業務遂行する機会が増えました。
ここ数年は上司も同僚もみな海外にいるような状況で仕事をしており、ウィークデーに英語に触れないことはないような状況です。
しかしそれでも相手の言っていることが理解できなかったり、自分の言いたいことがうまく言えなかったりというケースに頻繁に遭遇していたため、もっと英語力を総合的に高めなければならないと考えました。
文法力や語彙力を高めるだけではダメで、品格や教養をも向上させなければビジネスの場で勝負できないだろう、
英検1級に向けた学習することでそれらは相当に満たされるだろうと受検決心したのが今年初めでした。
まずは旺文社の教本をこなしたり、英単語を覚えたり。しかし単語を覚える気力がない上にリスニングが致命的であることに気づきました。
克服しようとアメリカのSitcomを視聴したり、Podcastを聞いてみたり色々試したのですが、自力・独学でリスニング力を上げることに限界を感じ、山中先生の道場の門を叩くことを決心しました。
山中先生の道場を選んだ理由は三つあります。
一つ目は先生ご自身が帰国子女でないのにもかかわらず、ご自身の意思と努力で英語力を磨き上げた方であること。先生がどのようにして力をつけてこられたのか、その過程を学びたいと思いました。
二つ目は私自身のモチベーションを維持が合格の鍵であり、そのためにコーチング的なセッションを受講したいと感じていたこと。
三つ目は早朝や夜間等にオンライン受講でき、しかも良心的な価格設定であること。
先生に教えていただいた「ディクテーションの徹底」は目から鱗でした。
本当にこれで、と最初のうち半信半疑であった私(どうかご容赦ください)でしたが、やってみて真実であることが実感できました。
私の場合一次試験1か月前の駆け込みであったのにもかかわらず、地道な日々の努力が薄皮を剝ぐように、というよりも「薄皮が重なるように」積もり積もって、一次試験を何とか突破できたものと思っております。
固有名詞や定冠詞・不定冠詞、前置詞に気を付けるようになることでこんなにリスニング力がアップするとは。。。と自分でも驚いています。
二次試験に向けては、まず日本語で政治経済や様々な社会問題についての知識を得ることを心掛けました。
スピーチの構成、ロジックの組み立てこそが私の弱点であり、鍛えるべきポイントであったからです。
日本語でスピーチ・Q&Aのやり取りができないうちは英語でもできるわけがないので、まずは日本語での思考癖を付けました。
先生は多くの話題を提供してくださっただけでなく、話の組み立て方のエッセンスをレッスンのあちこちに散りばめていただき、大いに刺激になりました。
また、You Tubeやブログなど、世の中に流通されている試験対策情報が必ずしも正しいわけではない、噂に流されてはいけないということもアドバイスしていただき、身の引き締まる思いでした。
二次試験本番は四谷の日米会話学院でした。集合時間の30分ほど前に到着。新しいビルが試験会場で、いい意味で気分が上がりました。
しかし待合室でテキストを見直すうちに緊張感が高まってしまい、トイレに行くためと飲み物を飲むため2回席を立ち部屋の外に出ました。
待合室の中は飲食禁止であり、さらに部屋の外に出る際には携帯電話をスタッフの方に預けていかなければなりませんでした。
1時間ほど待ったのち、順番が来たため、試験官のいる部屋の前にある椅子に座って待つよう指示されました。ここでも10分から15分ほど待ちました。
前の人のインタビューが終わり、いよいよ自分の番。元気よく部屋のドアを開けました。
部屋には30代と思しきネイティブスピーカーの男性、50代前後の日本人女性、そしてタイムキーパーのスタッフの方、計3名の方が着席されて待っておられました。
ネイティブスピーカーの男性の方の物腰が大変柔らかく、話の冒頭に「マスクしていて暑くないか、大丈夫か」「緊張しすぎないで、落ち着いてリラックス!」と気を遣ってくださり大変ありがたかったです。
次いで私の自己紹介。すると、「なりたいものとか、将来の夢はありますか?」という質問がありましたので、率直に自分の夢をズバリ簡潔に語ったところ、ネイティブスピーカーの方は目を丸くされていました。
選んだトピックは”Should young people be given more freedom for selecting what they study or learn?”でした。主張としてはNOで、理由として
1)高校進学の際にみな学校を選択できる。音楽、美術、簿記等を勉強したければその分野に力を入れている学校を選べるし、
さらに放課後に図書館や塾で自分の勉強したいことを勉強できる自由が十分にある
2)若いうち、特に中学生のうちは自分が勉強したいことに絞るのではなく、幅広い視野を持つため好き嫌いにかかわらず広く多くの科目を学ぶ必要がある
の2点を挙げました。
Q&Aでは、「現在の日本の学校が提供するカリキュラムにおいて本当にそこに「自由」があるといえるか」という突っ込みが日本人女性の試験官の方から入りました。
これに対しては、「いずれにせよ未成熟な子どもたちに対し、勉強する範囲について多くの自由が与えられるべきではないと思う。天才的人材についてはまた別に考慮する必要はありそうだが。学ぶべきことを学んだうえで、それでもまだ勉強したいことがあるならば、それを勉強するだけの時間的余裕は日本の一般的な中学生にはまだ残っていると思う」と答えたかと思います。
また、レッスン中に先生にスピーチ中「アー」が多く入ってしまう癖があるというご指摘を受けていました。気を付けていましたが、本番ではついつい多く出てしまっていたような記憶があります。
大変に緊張し、自分が今現在話している英語が文法的に正しいのかどうかを判断する余裕さえありませんでした。ただし、沈黙を作らないように、ということだけは心掛けました。
終わった後は大変に疲れてしまい、おそらくギリギリ合格かギリギリダメか、ボーダーライン上だろうなという感覚でした。
一次も二次も、絶対に落ちているだろうと思ってウェブサイトにアクセスしたのですが、どちらも嬉しいサプライズとなりました。
短期間でここまで私の英語力・メンタル力・ロジック構成力を鍛えてくださった山中先生に、心から感謝申し上げます。
先生のおっしゃるポイントを自分の成長に生かせるか否かは、あくまで受講者の心構え次第だと思います。
私にとって英検1級合格は、長い英語道のスタートを切ったに過ぎません。これからも国連英検などに挑戦し、さらに品格と教養に根ざした本物の英語力が身につくよう努力を続けていく所存です。