英検1級道場-2017-2英検1級2次試験を受けてきました
英検2022-1の1次試験が、2020年6月5日(準会場は6月4日等)に実施されました。
翌日6月6日、英検から解答速報が出されました。
英作文以外は、自己採点が可能です。すでに自己採点の結果を踏まえて、2次試験に向けた準備を始めた受講生が多くいらっしゃいます。
ちなみに、英作文を含めた最終合否のweb発表は、6月20日正午の予定になっています。
判断の仕方は、下記のコラムで紹介した通りです。
https://mbp-japan.com/chiba/eiken/column/5112879/
合格した場合、2次試験の日程は以下の通り。
A日程(20歳未満)は、7月3日。
C日程(20歳以上)は、7月17日。
英検1級の2次試験では、日本語でもすぐに答えられないようなトピックばかりが出されます。
英検1級道場では、過去問(約300問)を集め、分類しています。
まず日本語で論旨整理をすることから始め、模擬面接を繰り返すというレッスンをしています。
ここで、私自身の気づきがありましたので、お伝えします。
市販されている英検2次試験対策本で紹介されている基本的なパターンを暗記することです。
この暗記をベースにして独自色を出すことが大事です。
基本パターンを暗記することによって、英語が出てこないという人でも話せるようになる、というあきらかな効果があります。
ただし、枕詞として
There have been a lot of debates and discussions whether ‥‥or‥‥
は使わないようにしましょう。
理由は2つ、時間の無駄使い、言葉の無駄使いだからです。
そんなことは言わなくてもわかっている、何も言ってないでしょ、ということです。
2分間という限られた時間内で話しきれないのに、無駄な言葉を連ねる必要はありません。
この枕詞でスピーチを始められると、「またか~」とイライラしてきます。
英検の面接官も同様の感想をいだくのではないかと推察します。
「朝から何度目だろう‥‥。また、これかよ~」
私はこれまで面接官から言われたことがあります。
「あなたのスピーチは素晴らしかった。私たちは朝から退屈している。毎回同じような内容、同じ言葉を繰り返されてうんざりしていたんだ。ここは、模範解答の暗誦大会ではないんだ。私たちはあなたの意見を聞きたいのだ。飽き飽きしていたが、あなたの話はとても面白かった」
ある時、conclusion first~ で話し始めました。
質疑応答の後に、アメリカ人面接官から聞かれました。
「これは試験とは関係ないが、あなたはconclusion firstで話し始めたが、いつもそうなのか?」
「そうだ」
「なるほど。日本人の話はいつもよくわからない。Yesか、Noかがさっぱりわからないことが多い。あなたの話し方は明快でよろしい」
上記のようなことは、市販の参考書には書かれていません。
ある意味、邪道と言えるかもしれません。私はいつもそのようにしてきましたが、2次面接で落ちたことがありません。
結果としては、私の言い分が正しいのではないでしょうか?
これまで多くの受講者から、言われたことがあります。
「自分の意見を言ってはいけないと習った、客観的なことしか話してはいけない、という指導を他の学校や先生から受けた。山中先生の指導は全く違う」
そのようなことを言う参考書の著者や学校の指導者は、英検を受験したことがないのではないか、受けたとしても1回きりということではないかと思います。
前述したように、模範スピーチを暗記することはお勧めします。
日本語でも同じです。スピーチのパターンはありますから、覚える必要はあります。
しかし、人を感動させるスピーチは読み上げるようなものではありません。聞いている人は退屈するだけです。
試験でも同様です。
模範スピーチを暗記することはやってください、おすすめです!
でも、それだけではいけません
それをベースに自分のスタイルや明快な論旨を身に付けるようにしましょう。