英検1級道場-語彙力が無いからリスニングが苦手?
英検1級合格を目指し、英語リスニングのレベルアップに真剣に取り組み始めたシニアの方がいらっしゃいます。
英検1級1次試験の結果は、次のようなものでした。
RリーディングとWライティングは、そこそこ得点できています。
ところが、Lリスニングが一桁の点数でした。
そこで、リスニングについては、まずは1級レベルの教材を使い、実力点検をしました。
ところが、ほとんどついていけないという実態が明らかになりました。
続いて準1級→2級→3級の教材を使って確認したところ、3級でさえ聞き取れていないということがわかりました。
ご本人と率直に話し合った結果、まずは3級の教材を使って、隅から隅まで聞き取れるようにするという目標を立てました。
1級合格を目指す人が、3級からやり直すということに関しては、大きな抵抗があると思います。
この方がすばらしいのは、事実を素直に受け入れ、リスニングについては3級から出直そうという姿勢をもっていることです。
その姿勢に対して、私はとても感動しました。
私はとことんお付き合いをしていく、という意志を伝えました。
棺桶に入るときに、英語のリスニングができなかったという後悔がないようにしよう、と2人で誓い合いました。
これまで、多くの方と接し、実力点検をしてきました。
「山中の診断は間違っている、私はちゃんとできている」という反論をする方が過去に2人ほど、いました。
この2人はこちらからお断りしました。
なぜなら、2人には成長の見込みがないからです。
例えば、病院で精密検査をして悪い結果が出たのに認められず、きちんとした対策を立てないままであれば、その方は病状を悪化させていくしかありません。
診断結果をきちんと受け入れて適切な対策を立て、しっかりと実践することで、ようやく健康な状態に戻すことができます。
ご自分の現実と向き合えない方は、残念ながら病気の治癒は望めません。
英語力診断も同じです。
英検の結果はそのまま、ご本人の英語力の診断結果です。
健康診断と同じように、数字で表れます。
私はその英検の結果に基づいて、その原因がはっきりと自覚できるように、さらに詳しい分析と情報提供をします。
そのうえで、それが事実かどうか、教材を使いながら確認し診断結果を伝えています。
適切な診断ができれば、適切な対策を立てることができます。
早期発見、早期治療。英語力も同様です。
ご本人にとって不本意な結果が出るかもしれません。
ですが、その時がチャンスです。欠点が発見できたら徹底的に直していきましょう。
英検1級道場では、ご本人の英語力をしっかりと診断して、マンツーマンでしっかりと対策していきます。
一人ひとりの英語力に合わせたレッスンを提供できるのが、英検1級道場なのです。