英検1級道場-パス単で勉強する効果-準1級の研究
英検1級の過去問単語問題(大問1)には、正解・不正解の単語として、bail out という熟語が多数出ています。
これは、つぶれかかった銀行に政府が公的資金(税金)を投入して救済する時などに使う表現です。
bail は、柄杓のこと。
神社の入り口で、手を洗う場所(手水舎)においてあるのが柄杓。
浸水して沈みそうな船に乗っている人たちが、柄杓で水をくみ取って懸命に外に捨てる、という姿をイメージしてください。
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ちなみに、江戸時代末期、当時の人口の10分の1がお伊勢参りに出かけた、ええじゃないか、という社会現象がありました。
当時の人口は、約4,000万人。
当時の浮世絵に、子供が着物の帯に、柄杓を挿して歩いている姿があります。
その頃の子供は、家出状態で、一人でお伊勢参りに出かけることが流行りました。
子供たちが、宿場町などで柄杓を持って歩くと、そこにお金や食べ物などを入れてもらえるという風習であったそうです。
今では、考えられないことですが、たいへん微笑ましい光景と言えます。
当時は、江戸から伊勢神宮まで、大人の足でも最低2週間はかかったそうです。
子供が往復するには、1か月以上かかります。
子供でも、そのようにして伊勢参りができたということは、日本がそれくらい安全な国だったということの証拠でもあります。