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コラム
英検1級道場ー英文記事紹介-アメリカで人種逆差別-英検1級試験対策にも直結します(読解、リスニング、作文、2次面接)
2021年8月30日 公開 / 2021年12月2日更新
最近読んだ英文記事に、アメリカのハリウッドで白人が逆差別を受けているという内容が出ており、注目しました。
要するに、コロナ禍でロックダウンしていたハリウッドで、解除後、映画作成にかかわるビジネスで、黒人が優先され、白人が職を得るのが困難になっているという内容でした。
以前から聞いていた話ではありましたが、最近は映画の賞でも、白人だけがノミネートされると人種差別だということで問題になるようです。
気になったので、ネットでアメリカの人種構成を調べてみました。
2020年アメリカの国勢調査によると、
全人口 3億3145万人
白人が 1億9170万人 58%(2010年64%、6%減)
ヒスパニック 19%
アフリカ系(黒人) 12%
アジア系 6%
その他 5%
これが10年後の2030年の予測では
白人 54%
ヒスパニック・アフリカ系 35%
アジア系 7~8%
さらに長期予測が出ていて、2045年には白人が50%を割り、多数派の位置を失うようです。
2060年には、白人が44%まで減るという予測数字が出ており、驚愕しました。
この話は、白人にとっては悲観的に映るかもしれませんが、アメリカはとってはプラスの面もあります。
アメリカは、2030年頃にGDPで中国に追い抜かれるという予測が出ています。
しかしながら、その後は、その差が開くのではなく、2040年頃にアメリカが再びGDP世界一に返り咲くというのです。
理由は、アメリカでは、移民を積極的に受け入れて人口増加が続くと見込まれています。一方、中国では日本以上に急速に高齢化が進み、人口減少国となり、働き盛りの世代の人口が激減することが明白だからだそうです。
中国は、42年間も一人っ子政策をとってきましたが、上記のような状況があるため、政策を転換しました。しかしながら、すでに日本をはるかに上回る高齢化の動きは止められないようです。
そのため、中国経済は失速するだろう、という予測だそうです。
これらの数字は、高齢化が進み、出生率の改善がほとんど見込めない日本の将来を考える上で参考になると考えています。
現在、日本社会では、日本人がやりたがらない3K職場で働いてくれる外国人を求めています。
そのような職場は、合理化、オートメーション化で解決するのが正しい方法であると考えます。
コンビニエンスストアも、以前のように、深夜営業をやめ、7-11に戻せばよいのです。
外国人の移住を求めるのであれば、日本人の労働補填をするという考え方ではなく、日本と共に歩むよき隣人として受け入れるべきだと考えます。
今後、世界的に高齢化が進めば、介護の問題が発生します。
ある意味、人材の奪い合いになる可能性があります。
日本は、言葉の難しさ、規制の厳しさなどが多く、海外からの労働市場としては魅力に欠ける面が多々あります。そこで、中国やアジアの労働市場へと流れる可能性が高いのです。
こういった話は、英検1級の試験(読解、リスニング、作文、2次面接)に直結する内容でもあります。
自分なりの論旨をしっかりと固めて、英検に臨むようにしていただきたいと思います。
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