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英検1級道場ー日本語になった英単語の由来ーターレイ

2021年8月24日 公開 / 2022年11月17日更新

テーマ:その他、番外

コラムカテゴリ:スクール・習い事

近所に青果市場があります。
市場内をターレイという乗り物が走り回っています。
築地市場でも同じ光景を見たことがあります。
(豊洲市場にはまだ行ったことがありません)



ターレイとは、英語の turret がなまったものです。
イメージとしては、写真にあるように、戦車の砲塔から戦車長が腰から上を出し、ヘッドフォンをかぶり、周囲を見渡しながら部隊に指令を出している光景です。



これを一例として、日本語の中には、英語や他の外国語が日本語のようになって定着したものが多く見受けられます。

漢字が伝わって約1400年以上。
戦国時代にスペイン人、ポルトガル人が来てから約500年。
明治に入って150年余。

日本は海外から積極的に文物を取り入れて使いこなし、さらに性能向上を果たしてきました。

その中で、元は外国語であったものが、日本語風になまって定着しているのを見ると、なんとなく嬉しくなります。

日本人は「閉鎖的」と自虐的に称しますが、それは誤りだと思います

おそらく、学校の教科書で習う「鎖国」という言葉と教え方が間違いの原因でしょう。

事実としては、安土桃山時代から江戸時代末期にいたる約300年間、時の為政者はスペインやポルトガルなどのカトリック教国との付き合いを禁止しただけです。
その証拠に、長崎にはオランダ商館が開設され(プロテスタント)、幕府は世界情勢をすべて把握していました。

ペリーが来て驚愕した、というのは神話・伝説の類に過ぎません。

中国、朝鮮との交易も継続していました。
NHKのEテレでも紹介していましたが、江戸時代を通じて、釜山には1000人規模の日本人街があり、日本と盛んに交易していました。
将軍の代替わりに際しては、1000人規模の大使節団が派遣されていたそうです(朝鮮通信使と言います、かつて朝鮮は中国の属国であり、独立国としての位置づけにはなかったために、そう呼ばれていました)

秀吉以来、カトリック禁制となったのは、プロテスタントからの讒言があったからです。
「カトリックはいずれ軍隊を連れてきて植民地化するのが目的である。我々は貿易のみでよい」
(ただし、英国はプロテスタントとはいえ、世界中を植民地化していたので、割り引いて考えてください。イギリスが積極的に日本にかかわらなかったのは、インド経営で忙しすぎたためです)

いささか乱暴な表現ではありますが、日本の歴史を振り返って改めてみていくと、学校で習ったものとは違う事実が見えてきます。

そうなのです。
日本人のご先祖様は、十分にグローバルな存在でした。
そんな下地があればこそ、明治になって急速な近代化が可能となったのです。

今私たちは、インターネットを中心とした高度な通信手段、そして航空機を中心とした高速な移動手段に恵まれています。
これらのインフラを積極的に使い、さらにグローバル化を目指す必要があります。

その中で、国際的な標準語として、英語の習得が大事であることは言うまでもありません

この記事を書いたプロ

山中昇

自ら英検1級合格を続ける英語指導者

山中昇(英検一級道場)

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