英検1級道場-英語は繰り返しを極端に嫌う言語です
英文をしっかりと読み解くには、一つの重要ポイントがあります。
今回は、その3。
ロンドンタイムズ 2012年12月28日の記事です。
内容はフォークランド紛争の時にイギリスのサッチャー首相が果敢な決断をし、機動部隊を3,000キロ離れたアルゼンチン沖のフォークランド諸島に派遣し、イギリス領を守った紛争をバックにしています。
当時サッチャーは、助太刀してくれなかったアメリカのレーガン大統領をこき下ろす冷たい態度にでます。
その意気盛んだったサッチャー首相は、内臓の手術でロンドンの病院に入院し、1人寂しくクリスマスを過ごした後に書かれた記事です。
ちなみにロンドンタイムズやニューヨークタイムズはほとんどがこのような文体であり、中には8行や10行ピリオドがでてこない記事が頻繁に出てきます。
S+V+Oをしっかり理解しないと読めません。逆に言うと、S+V+Oをしっかりとらえることで、確実に文章を理解することができるというわけです。
英検1級道場は、こうした点についてマンツーマンでわかるまで、懇切丁寧に説明することで読解力を飛躍的に高めます。
これは1級、準1級、2級、準2級、すべて同じことが言えます。
またこのようにして読解力を高めることによって、リスニング力も向上します。
特に英検リスニングパート2のようなテキストで見ても難しい英文聞き取りに大きな向上が期待できます。
実例で説明します。
まず英文を読んでみてください。
S+V+Oがそれぞれどの単語、単語の塊を見極めてみてください。以外と難しいですよ。
Reagan, yielding to advisers who regarded Britain’s insistence on retaining sovereignty over the sparsely populated islands as a colonial anachronism, urged the prime minister to show magnanimity rather than force the invading Argentine troops to surrender, and to reach a cease-fire deal providing for a shared Argentine-British role in the islands’ future and a joint American-Brazilian peacekeeping force.
では答えです。
Sは Reagan
Vは urged
Oは この場合は誰に、ですが、the prime ministerに(サッチャー首相)
何を to 以下のこと。動詞が2個あります。 to show と and to reach です。
(Reagan), yielding to advisers who regarded Britain’s insistence on retaining sovereignty over the sparsely populated islands as a colonial anachronism, (urged) (the prime minister) (to show) magnanimity rather than force the invading Argentine troops to surrender, (and to reach) a cease-fire deal providing for a shared Argentine-British role in the islands’ future and a joint American-Brazilian peacekeeping force).
この構造が一度でわかるようになれば、英文解釈が樂になります。
英語は上記のように書くのです。
当たり前ですが、これを見るとつくづく日本語と英語は異なる言語だと感じます。
英文読解のコツ S+V+Oをしっかりとおさえる シリーズ
↓ ↓ ↓
その1 https://mbp-japan.com/chiba/eiken/column/5075920/
その 2 https://mbp-japan.com/chiba/eiken/column/5075922/
その 4 https://mbp-japan.com/chiba/eiken/column/5075927/
英検1級道場では、学校で習うような小難しい、日本語で聞いてもわからないような文法表現は一切使わず、実際の文例で誰でも納得できる形で英文読解の勘所を学ぶことができます。
英検1級道場でマンツーマンで難しい複雑な構造の英文をさらさらと読めるようになる醍醐味を味わってみませんか?