英検1級道場-格好悪く、不都合な自分と直面することが成長のための第一歩です
受講者の1人にいわゆる帰国子女がいます。
一級の二次試験対策をサポートしてきたのですが、10回のセットが終わった時点で次のようなレポートを送りました。
それは英語が母国語の国に3年以上いて、学校で3年間学びながらきちんとした発音が学べていないため、私が何度も聞き直しをしなければならない状況が起こっていました。
ご両親にはショックなことかもしれませんが、有料でレッスンをお受けしている立場では、現状を正しくお伝えすることが必要だと思い報告させていただきました。
試験では発音が7点とのことでしたが、大人であれば5点か6点をつけられるレベルです。
話す内容は、おおよそ小学生とは思えないほど素晴らしいのですが、発音に問題があります。
日本人の私が聞いてわからないものはネイティブが聞いてもわからないでしょう。
私が英語が下手で聞こえないだけで、現地では通じていたのかもしれませんが、どうでしょうか。
いずれにしても、誰かほかの人に客観的に見てもらい、アドバイスを受けることが大事です。
そんな思いから私は、発音を専門に見る学校に行って指導を受けたこともありますし、月に一度、英語の専門学校でリスニング&スピーキングのセミナーを欠かさず受けています。
教える立場に安住するのではなく、偶には、生徒の立場でレッスンを受けることが大事だと自分を戒めています。