英検1級道場-聞こえないのではなく、読めないのです 準1級リスニング問題で検証します
ユウサプレンティシップ。。。。。 何のことかわかりますか?
これは、10月10日に行われた2020‐2 英検1級一次試験リスニングパート2 (A) に出された問題のタイトルです。
実はこれは
Youth-apprenticeship Programs
です。
Youth の th と、Apprenticeship の A がリエイゾンして、ユーサに聞こえます。
また、Apprenticeship の ce と s が リエイゾンして、アプレンティスシップなのに、アプレンティシップに聞こえる。
内容は、アメリカで高校生向けに在学中に職業訓練の機会を与え、スキルを身につけさせ、プログラム終了後はその会社にそのまま就職、他社に移る、大学に進学する、という選択肢を与える、というプログラムの紹介です。
高校生のメリットと、企業側のメリットと両方あるということが、とてもよくわかります。
元々は、スイスで行われているプログラムをアメリカが取り入れた、ということです。
リスニングで一番苦労するのは、今回紹介する例のように、単語の語尾と単語の先頭がリエイゾン、すなわちくっついて違う音に聞こえる、ということです。
典型的なのは、3人称単数、もしくは複数のs のあとに、s で始まる単語がくると、sが1つしか聞こえない、という問題があります。
また、d もしくは ed で終わる単語のあとに、d で始まる単語がくると、d が1つしかきこえない。
更には、ed で終わる単語の直後に、前置詞の to がくると、to が全く聞こえない、ということがあります。
このようなことが、ほぼ100%起こっていることがわかります。
これらのことは、私が力を入れて受講生にやってもらっている、ディクテーションによって明らかになります。
リスニングに苦労する人は、この点を理解した上で勉強すると、効率的です。
英検1級道場で鍛えてみませんか!