英検1級道場-一文がやたら長い英文解釈はこうします―ニューヨークタイムズ記事の実例②
15年も前のことですが、私は、サラリーマンをやりながら、土曜午後に、都内の同時通訳養成学校に通っていました
ある日の初見で、メキシコの近くで、ある村が、ハリケーンの直撃を受けて、大変な被害にあったというレポートがありました
そのとき、放送記者は、「bear the brunt] と言ったのですが、その表現を読んで知っていなかった私は、何度も聞きかえしました
要するに、台風などの自然災害の直撃を受けて、大変な被害を受けるという意味です
クラスでとてもよくできる女性がおられ、その人は一発で理解したのです
恥ずかしくて、悔しくて、私は、この、「bear the brunt] を数えきれないくらい練習して身に着けました
下記は、記事のタイトルです
The BBC's James Cook is in Rockport, which bore the brunt of the storm
Texas will be hit by "catastrophic and life-threatening flooding", the US National Hurricane Center has warned, as Tropical Storm Harvey moves inland.
記事の最後に、ハリケーンのカテゴリーが紹介されています
風の強さが時速〇〇マイルで表現されているので、私たち日本人にはピンとこないのですが、下記のような強さです
カテゴリー1
時速74-95マイル 119-153キロ 日本では風速(秒速)33-43メーターの強風
カテゴリー2
時速96-110マイル 154-177キロ 日本では風速(秒速)43-49メーターの強風
カテゴリー3
時速111-129マイル 178-205キロ 日本では風速(秒速)49-57メーターの強風
カテゴリー4
時速130-156マイル 209-251キロ 日本では風速(秒速)58-70メーターの強風
カテゴリー5
時速157マイル以上 252キロ以上 日本では風速(秒速)70メーター以上の強風
日本の台風は、せいぜい、瞬間最大風速が40メーターくらいです(吹き飛ばされますが)
カテゴリー2以上のハリケーンのすさまじさが想像できます