英検1級道場-英検の新しい採点方式CSEの破壊力を実データで検証しまいた

山中昇

山中昇


英検の新しい採点方式CSEが合否に革命を起こす!


昨日の投稿の続きです

従来方式の得点と、2015-1から参考として示されてきたCSEスコアとの相関関係を受講者の実データで検証しました
受講生の了解を取り、誰のものかわからない形でレポートします
シェアしましょう!

今回の分析の前提条件:
・複数の受講者から実データの提供を受けました
・英検ホームページに掲載されているスコア変更に関する公式文書を丁寧に正確に読みました
 1級の合格ラインは2028で固定です!!

結論は、昨日の投稿と同じです
・従来方式の採点で、あと数点足らなかった人でも、2016-1(6/12実施)の試験から適用される新しい採点方式であれば、単語/読解(R)、リスニング(L)、作文(W)の3単元でバランスよく高得点できていれば、1次試験に合格できる

■2015-1の3例:R、L,Wの順番、従来方式の得点(合格点)/新しい採点方式の英検CSE
Aさん:36/738、19/712、14/703 計69(83)/2153(2028)  
従来方式では不合格でも、新方式では合格

Bさん:47/791、24/733、16/706 計87(83)/2230(2028)  
どちらで見ても合格です

Cさん:48/801、30/769、22/715 計100(83)/2285(2028)  
どちらで見ても合格です G1+5

■2015-2の2例:R、L,Wの順番、従来方式の得点(合格点)/新しい採点方式の英検CSE
Aさん:43/765、23/725、18/707 計84(85)/2197(2028)  
従来方式では1点差で不合格でも、新方式では合格

Cさん:48/800、28/749、14/700 計90(85)/2249(2028)  
どちらで見ても合格です G1+4

■2015-3の2例:R、L,Wの順番、従来方式の得点(合格点)/新しい採点方式の英検CSE
Aさん:34/736、22/724、22/700 計78(82)/2160(2028)  
従来方式では1点差で不合格でも、新方式では合格

Cさん:45/779、30/765、16/690 計90(82)/2234(2028)  
どちらで見ても合格です   G1+3

注目すべきは英作文です!!!
2015-1の例を見ると、28点満点で8点違ってもCSEスコアがわずか12ポイントしか違わない点です
さらに驚くのは、2015-3では、28点満点で6点違ってもCSEスコアが10しか違わないことです

これはどう考えたらいいのでしょうか
ほとんど満足に書けなかった人も、そこそこに書けた人もCSEスコアはほとんど変わらないということです!?
これが事実なら、納得性という点で疑問が残ります

受講生だけでなく、できるだけ多くの皆さんからデータを集め、納得性に問題があれば英検にレポートしたいと思います

ここまで書いてきましたが、分析する点で誤解がなければよいのですが--
この方面に詳しい予備校などにも聞いてみますね


2016-1の結果は6/24に判明するはずですが、楽しみです

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山中昇
専門家

山中昇(英語講師)

英検一級道場

英検1級1次・2次試験合わせて通算87回合格という実績と経験を生かし、朝7時から夜10時までオンライン(zoom)マンツーマンでの英語レッスン。年齢・場所不問、世界中に受講生あり。オフ通いも可能。

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