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英検1級道場-英検CSEによる合否判定の影響を研究 その2

2016年6月22日 公開 / 2021年9月18日更新

コラムカテゴリ:スクール・習い事

コラムキーワード: 英検 対策

昨日の投稿で、従来方式の得点と、2015-1から参考として示されてきたCSEスコアとの相関関係を受講者の実データで検証しました
点数がかなり低く、不合格を続けている受講生の了解を取り、誰のものかわからない形でレポートします
シェアしましょう!

今回の分析の前提条件:
・受講者から実データの提供を受けました
・英検ホームページに掲載されているスコア変更に関する公式文書を丁寧に正確に読みました
 1級の合格ラインは2028で固定です!!
・下記は、偏差値を出すときのやり方が2015-1から変わらないという前提の話です

結論は、昨日の投稿と同じです
・従来方式の採点で、かなり低い得点だった人でも、2016-1(6/12実施)の試験から適用される新しい採点方式であれば、単語/読解(R)、リスニング(L)、作文(W)の3単元で特別に低い数字でなければ、1次試験に合格できる
ただし、これは、2016-1からも偏差値を出すときのやりかたに変化が無いという前提の議論です

■2015-1の例:R、L,Wの順番、従来方式の得点(合格点)/新しい採点方式の英検CSE
27/712、19/709、22/715 計67(83)/2136(2028)  
従来方式では16点差で不合格でも、新方式では合格

■2015-2の例:R、L,Wの順番、従来方式の得点(合格点)/新しい採点方式の英検CSE
22/698、14/690、18/707 計54(85)/2095(2028)  
従来方式では31点差で不合格でも、新方式では合格

■2015-3の例:R、L,Wの順番、従来方式の得点(合格点)/新しい採点方式の英検CSE
16/687、24/732、22/700 計62(82)/2119(2028)  
従来方式では20点差で不合格でも、新方式では合格

これはどう考えたらいいのでしょうか
これまでの採点基準で31点不足だった人でも合格するということです
これが事実なら、納得性という点で疑問が残ります
準1級レベルの人が大量に1級に合格するということになるからです

受講生だけでなく、できるだけ多くの皆さんからデータを集め、納得性に問題があれば英検にレポートしたいと思います
2016-1の結果は6/24に判明するはずですが、楽しみです

この記事を書いたプロ

山中昇

自ら英検1級合格を続ける英語指導者

山中昇(英検一級道場)

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