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サーバントリーダーシップ①アンガーマネジメント

菅野昭子

菅野昭子

テーマ:アンガーマネジメント

みなさまこんにちは。

昨日NPO法人日本サーバント・リーダーシップ協会にて
中村哲医師を偲びつつ、その「生き方」からサーバントリーダーシップの本質についてともに学ぶ勉強会に参加しました。

非常によい勉強会で、私も感銘を受けました。

受け入りですが
サーバントリーダーシップというのはロバート・K・グリーンリーフ氏が提唱したリーダーシップ哲学。
一度学んでみたいと思っていたところにこの会を知って参加しました。

サーバントリーダーとは、「何よりもサーバント(奉仕者)である。初めに他者に尽くしたい(奉仕をしたい)という自然な感情が起こり、そのあとに導きたいという気持ちになる。」というリーダーシップ哲学です。

今回は、昨年末アフガニスタンで凶弾に倒れた中村哲医師の生き方を通して学びました。
講師で、協会理事の広崎さん曰く
中村医師はネイティブサーバントリーダーだそう。

報道をご覧になった方も多いでしょう。
その仕事は医療を越え、干ばつの大地に井戸を掘り、用水路を引かれました。そして砂漠を緑に変えました。
写真で見たのですが、本当に10年で中野区の10倍もの砂漠が青々とした土地になっていました。

ところで、勉強会での話によると
優れたサーバントリーダーの出現プロセスはまず
「憂いを覚える状況、幸せでない状況、聖なる怒りが起きる状況が存在する」
次に
「心が痛み、見逃せなくなり、その問題の解決のために自ら立ち上がる」
さらに
「この状況を恒久的に解決したい人々を幸せにしたいと強く願う。」
だそうです。

「聖なる怒り」
確かに中村医師は怒りを感じていたと思います。
治療しても治療しても患者は増える一方 無力感からくる怒り、
もしかしたら気候変動に対しての怒りがあったかもしれません

それらは自分にとってとても大事なことだったのでしょう。そしてコントロールをすることにしました。

アンガーマネジメントで言う3つ目の暗号、行動のコントロールです

自分で目の前の状況をコントロールする(怒る)とき
①いつ、②どのように、③どこまで を決め行動する

①直ちに
②知識を得て、協力を仰ぐことで・・・用水路を作る
③乾ききった大地が再び緑で覆われ、難民たちが自分の地に戻り農業を再開できるまで・・・

怒りのパワーをここに注ぎました。

次男が10歳という若さで脳腫瘍により亡くなったときも
大事な仲間の伊藤和也さんが誘拐され命を落としたときも
注ぎ続けました。

とにかく自分で動く、人がやりたがらないことをする
世の中のため、弱い人をかばうため
あわせて用水路建設の専門知識を持つ人材育成をしておりました。
自分がいなくてもいいように。
そして、中村医師の志は受け継がれています。

そう考えると、中村医師は
ネイティブサーバントリーダーであるとともに
ネイティブアンガーマネジャーだったのではと思います。

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ブログ合言葉はアンガーマネジメントとペップトークより転載

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菅野昭子
専門家

菅野昭子(研修講師)

AngeGardien(アンジェガーディエン)

企業研修を企画する会社に勤務経験があり、アンガーマネジメントをベースに、ペップトークといったコミュニケーションスキルなどを取り入れた発展型の研修を企画提案。企画担当者さまと一緒に考え作り上げていきます

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