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菅野昭子プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

シナリオを考える

菅野昭子

菅野昭子

テーマ:アンガーマネジメント

みなさまこんばんは。久しぶりの更新です。
今年の夏は暑いですね(となんやかんや毎年言っている気がしますが)
最近ではクーラーと扇風機に逆に体調を崩されています。

私だけでなく、周りにそういう、結構いらっしゃいます。

さて、今日はこんな場面に遭遇しました。
車で移動中、私の前を走る車が、何度かクラクションを鳴らしました。
その車の前を自転車が横切ろうとしていたようです。
横断歩道でもないところでした。

若い女性はクラクションを鳴らされて、方向を変え、横断を中止しました。
そこは駅の踏切近くなのでどの車もスピードをあまり出していません。
踏切を超え、前の車が左折しようとしたとき、なんとその自転車の女性は
その車の前に自転車を止め、クラクションを鳴らした車の行く手を遮りました。
私はあまり時間がなかったのでその車を抜かして直進。
クラクションを鳴らしますが自転車は一向に動かないので、その車は直進に進路を変えました。
すると、自転車はみたび方向を変えその車を追いかけ、なんと私とその車が彼女を挟むという状況に。
・・・そのオチを知りたいところでしたが、
その次の信号で車が右折し、自転車と絡みながら走っていきました。

オチが不明で申し訳ありません。

彼女を見て、「ああ、20代の頃なら私も似たようなことしていたなあ。」と思いました。
でも、アンガーマネジメントを知った今はそれはしません。
どうするか。
6秒待ったりもしますが、この場合はこのように考えるかもしれません。
「その先のシナリオ」

シナリオ① 轢かれる →これは嫌です。絶対嫌です。
シナリオ② 自転車が壊される →きれいでおしゃれな自転車でした。これも嫌だなあ。
シナリオ③ 車の持ち主が「そっちが悪いんでしょ」と言い出し、地獄絵図に。→際限がなくなります
場合により、相手を肉体的に傷つけたり、車に傷をつけたり、刑事事件に発展しかねません。
そもそもはクラクション鳴らされたことによる怒りで。
シナリオ④ 車の持ち主が「悪かったですね。ごめんなさい。」というけど真剣みに欠ける→余計腹がたつ
シナリオ⑤ 車の持ち主が「悪かったですね。ごめんなさい。」と泣き叫ぶ→一瞬勝った。と思うけど、しばらくしたら心の狭い自分という意識に押しつぶされそうになる。
そういえば、横断歩道でないところで横切ったんだったわ、わたし。それ棚に上げて、クラクション鳴らされたことしか考えてなかった。大人げない自分が嫌になる。
シナリオ⑥ 無理に車を止めてもらい「横切った私も悪かったですが、クラクションをあんなにならすあなたもいかがなものか。」と意見する。→ 握手で和解したら素敵かもしれませんが、そこまでしなくとも。

どのシナリオもハッピーエンドになりません。だから不採用。

一番のお勧めは、そのバッドな気分から早く抜けることです。
その車とかかわっていたら怒りが大きくなるだけですね。

帰り道、少し嫌な思いをしたから、アイスを食べて帰ろう。とか。
嫌な気分になったから、家族と過ごしてリラックスしようとか。

普段なら、判断がつくことでもこうも暑いと、そして疲れがたまるとその判断力も鈍ります。
ただ何がどうであれ、起こした行動の責任を持つのは自分ですからね。冷静な部分を持ち続けるのは必要なことです。

自分の人生のシナリオライターは自分です。どうぞハッピーエンドを得意とされることをお勧めします。

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菅野昭子
専門家

菅野昭子(研修講師)

AngeGardien(アンジェガーディエン)

企業研修を企画する会社に勤務経験があり、アンガーマネジメントをベースに、ペップトークといったコミュニケーションスキルなどを取り入れた発展型の研修を企画提案。企画担当者さまと一緒に考え作り上げていきます

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