【第57話】営業資料はA4・1枚で十分!管理会社が保管したくなる資料の作り方

※現場について伺った事実をもとに、個人が特定される情報を一部省いています。ご本人やご家族の会話、心情、最期の様子は創作していません。
全花連の花輪隆俊です。
今日から向き合う現場のことを、どう書けばよいのか、考えていました。
一人のお母さまが亡くなられました。
四人のお子さんを持つ、母子家庭のお母さまでした。お子さんたちは四人とも障害のある方で、お母さまご自身にも持病がありました。
発見されたのは、亡くなってから三日後。
お子さんたちは、施設に入所されたと伺っています。
短い言葉でお伝えすると、それだけの出来事に見えるかもしれません。
けれど、そこには、一人のお母さまの人生と、四人のお子さんの人生があります。
私は、その重さを、うまく言葉にできずにいます。
お母さまが何を思い、どのような毎日を過ごされていたのか。私には、まだ分かりません。
ですから、「子どもたちを心配しながら亡くなったのでしょう」と、ご本人の思いを代わりに語ることはできません。
ただ、四人のお子さんにとって、お母さんが亡くなったという事実があります。
そして、お母さんがいなくなった後も、四人の人生は続いていきます。
今日を過ごし、明日を迎え、これからの暮らしを重ねていく。
そのことを考えると、私たちの仕事も、お部屋を片付けて終わりとは思えないのです。
室内には、多くの物やごみがたまっていました。
でも、目の前の状態だけで、ここに暮らしていた方を分かったつもりにはなりたくありません。
片付けることが難しくなった理由も、暮らしの中で抱えていた事情も、まだ知らないからです。
私たちには、片付けるべき物があります。
同時に、確かめなければならないことも、大切に扱わなければならない物もあります。
そこを急いで飛ばしてはいけないと思っています。
ここは、一人のお母さんが暮らしていた場所です。
その事実を忘れずに、一つひとつ確認しながら、仕事を進めていきます。
こうした現場に向き合うと、私はいつも、残された方のことを考えます。
大切な人を亡くしたとき、人はすぐに、普段どおりには動けません。
それでも、お部屋のことは待ってくれません。
誰に連絡するのか。
家財をどうするのか。
清掃をどこへ頼むのか。
費用はどうなるのか。
悲しみを受け止める時間も十分にないまま、決めなければならないことが、次々と出てくる場合があります。
そんなときに、せめて、お部屋のことを一緒に整理し、段取りを担う相手が決まっていたら。
残された方が、お母さんを思う時間を、少しでも持てるのではないか。
ご自身のこれからの暮らしを考えるために、力を残せるのではないか。
私が全花連安心サービスを広めたいと思う理由は、そこにあります。
全花連安心サービスは、賃貸住宅に暮らす方が、亡くなった後のお部屋に関する事務を、生前の契約で任せておく仕組みです。
「死後事務委任契約」を活用し、契約に沿って、解約手続きの支援、家財の整理・処分、室内清掃・特殊清掃、完全消臭、鍵の返却までを支援します。
今回の現場で安心サービスが導入されていたかどうかは、確認できていません。今回の出来事を、サービスによって解決した事例としてお伝えするものではありません。
それでも、この現場を前にして、生前に備えを整えておくことの意味を、改めて考えています。
ご本人の意思を、ご本人が伝えられるうちに確かめておく。
万一のとき、誰が何を担うのかを決めておく。
それは、残されたご家族に、すべての判断や手配を一度に背負わせないための備えになります。
安心サービスの導入費・維持費は、大家さん、管理会社さん、入居者さんの三者とも0円です。
実際の清掃・処分・消臭などの作業費や保険料まで、無条件ですべて無料になるという意味ではありません。家財保険への加入を前提に、契約内容や保険・保証の補償範囲、限度額、支払条件を確認します。導入には、全花連との紹介代理店契約を含む手続きが必要です。
大家さん、管理会社さんには、入居者さんがお元気なうちに、この備えを知る機会をつくっていただきたいと思っています。
日々の生活を支えること。
体調の変化や異変に気付くこと。
万一の後のお部屋の対応を担うこと。
それぞれの支えをつなぎ、ご本人とご家族の暮らしを支えていきたいのです。
今日、私たちが片付けるのは、お部屋に残された物です。
お母さまが生きてこられた時間まで、片付けてしまうわけではありません。
その方がここで暮らしていたこと。
四人のお子さんのお母さんだったこと。
その事実を胸に、手を動かしたいと思っています。
お母さまに、これからの私たちの仕事を見ていただくことはできません。
それでも、故人を大切に扱い、残された方々の負担を少しでも軽くする仕事はできます。
お母さんがいなくなった後も、四人の人生は続いていく。
その先にいる人たちのことを忘れずに、今日の現場に向き合います。
全花連 花輪隆俊
全花連:0120-152-431
電話受付8:00〜18:00/メール24時間受付
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