孤独死の腐敗液が床下や階下まで漏れたら? 大家さん・管理会社が確認したいこと

花輪隆俊です。
管理会社さんが預かっているのは、建物や鍵だけではありません。そのお部屋で暮らす、一人ひとりの毎日でもある。私は、そう思っています。
ある管理会社の担当者は、入居者さんの更新書類を確認していました。
長く住んでいる、一人暮らしの女性。窓辺で花を育て、共用廊下で会うと、いつも笑顔で挨拶をしてくれる方です。
担当者は、以前、その女性から聞いた言葉を思い出しました。
「娘は遠くに住んでいるの。忙しいから、あまり心配をかけたくなくてね」
その日の社内会議で、担当者は自分の思いを話しました。
「入居者さんが、誰にも気づかれないまま亡くなることをなくしたいんです。体調の変化に早く気づいて、助けられるときには助けたい。もしものときも、ご家族へ早く知らせて、お別れの時間を大切にできる住まいにしたいと思います」
しばらく静かになったあと、同僚が答えました。
「見守りを始めることと、その後の対応を決めておくこと。両方が必要なんですね」
そこで管理会社は、見守りサービスの運用を見直すとともに、全花連安心サービスの導入を検討することにしました。
見守りは、日々の暮らしの変化に気づき、必要な確認や支援につなげるためのものです。
全花連安心サービスは、生前に結ぶ死後事務委任契約を活用し、万一の際のお部屋の整理や退去に関する対応に備える仕組みです。契約に基づき、解約手続きの支援、残された家財の整理・処分、特殊清掃・完全消臭、鍵の返却などを支援します。
日々を見守る備えと、万一の後を支える備え。
役割の異なる二つを組み合わせることで、入居者さんとご家族への支えを、途中で途切れさせないようにしたい。管理会社が大切にしたのは、その思いでした。
後日、担当者は女性に説明しました。
「毎日の暮らしを大切にしながら、もしものときの連絡や、お部屋のことも一緒に整えておきませんか」
女性は少し考えてから、尋ねました。
「娘にも、説明を聞いてもらっていいですか。私から話すと、うまく伝えられない気がして」
「もちろんです。ご本人の希望を聞きながら、一緒に確認しましょう」
数日後、娘さんを交えた電話で、見守りの方法、異変があったときの連絡先、安心サービスの契約内容を確認しました。
娘さんは、母親に言いました。
「お母さんが今の部屋を好きなのは知っているよ。そこで安心して暮らせるように、一緒に準備しよう」
女性は、ほっとしたように笑いました。
「心配をかける話になると思っていたけれど、話してよかった」
担当者は、その声を聞きながら思いました。
住まいの安心は、設備や書類だけで出来上がるものではない。本人の希望を聞き、ご家族と話し、困ったときに誰へつなぐかを決めておく。その積み重ねなのだと。
見守りサービスを導入しても、すべての事故を防いだり、必ず直ちに発見できたりするわけではありません。だからこそ、異変への対応方法や連絡体制を具体的に確認しておくことが大切です。ご家族とのお別れも、発見状況や関係機関の対応によって異なります。
それでも、「できるだけ早く気づきたい」「ご家族の気持ちも大切にしたい」という管理会社さんの思いは、入居者さんに届くと思います。
全花連安心サービスの導入費・維持費は、大家さん、管理会社さん、入居者さんの三者とも0円です。見守りサービスの料金は別で、提供会社や契約によって異なります。また、万一の際の遺品整理・特殊清掃などの作業費は、加入している保険や保証の補償範囲・限度額・支払条件等を確認する必要があります。
私は、お部屋を貸すことの先にある、こうした思いやりを支えていきたいと思っています。
「入居者さんを見守る取り組みに、全花連安心サービスも組み合わせたい」
そうお考えの管理会社さん、大家さんは、現在の見守り体制や契約内容を整理する段階から、全花連へご相談ください。
一人ひとりが、住み慣れたお部屋で安心して暮らせるように。ご家族も、離れた場所からその暮らしを支えられるように。
そのための備えを、一緒に整えていきましょう。
全花連:0120-152-431
電話受付 8:00〜18:00/メール24時間受付
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