33.顧客の一番の関心事を捉える「One to Oneマーケティング」とは?
皆様、こんにちは。株式会社吉和の森八戸web制作集客の森和吉です。
前回(第63回)は、ホームページの「よくある質問(FAQ)」を使って、お客様が直接聞きにくい不安を先回りして解消する重要性についてお話ししました。
代表挨拶やFAQを整え、お客様をお迎えする準備ができた!と思ったときに、多くの会社が陥ってしまう「致命的な落とし穴」があります。
今回は、意外と見落としがちな、ホームページの「鮮度」についてのお話です。
テーマは、「そのホームページ、シャッターが半分閉まっていませんか?『お知らせ』の放置が招く最大の機会損失」です。
立派なホームページを一瞬で台無しにする「ある日付」
新規のお客様があなたの会社のホームページを訪れ、「デザインも綺麗だし、代表の想いも素晴らしい。ここにお願いしようかな」と気持ちが高まったとします。
しかし、トップページにある「お知らせ」や「ブログ」のコーナーを見た瞬間、お客様の気持ちが急激に冷めてしまうことがあります。
それは、最新の記事の日付が「2022年」や「2023年」など、数年前でピタリと止まっているのを見た時です。
「あれ?この記事、ずっと前から更新されていないな…。この会社、もしかして今はもう営業していないのかな?」
たったこれだけで、せっかく高まっていた信頼が一瞬にして崩れ去り、お客様はそっと「戻る」ボタンを押して、ライバル会社のホームページへと去っていってしまいます。
実店舗なら「シャッターが半分閉まっている状態」
これを実店舗の商売に例えると、とてもわかりやすいです。
あなたが初めて行く飲食店を探している時、看板の電気が消えかかっていて、入り口の張り紙が色あせており、シャッターが半分閉まっているお店に入ろうと思うでしょうか。「このお店、本当に今日やっているのかな?」と不安になり、隣の明るいお店に入ってしまいますよね。
ホームページの「お知らせ」や「ブログ」が何年も更新されていない状態というのは、ネットの世界において、まさにこの「シャッターが半分閉まっている状態」と同じなのです。どんなに良いサービスを提供していても、「今現在、元気に活動しているか」が伝わらなければ、お客様は不安で扉を開けることができません。
長文や立派な記事は不要!「生きている証」を見せるだけでいい
「更新しなきゃいけないのは分かっているけれど、忙しくてブログを書く時間がない」という経営者様のお悩みは痛いほどよくわかります。
しかし、安心してください。お客様は、何千文字もある立派で専門的なブログを求めているわけではありません。お客様が確認したいのは、ただ一つ。「この会社は、今日も元気に営業している」という「生きている証(生存確認)」なのです。
ですから、月に1回でもいいので、短い「お知らせ」を更新してみてください。
「〇月の休業日のお知らせです」
「今週も地元の〇〇地区で元気に作業しています!」
「急に寒くなってきましたね。体調にお気をつけください」
たった数行の、こうした日常の挨拶で十分なのです。これがあるだけで、ホームページには「人の温もり(人肌感)」が灯り、お客様は安心して問い合わせボタンを押すことができます。
完璧さよりも、まずは「今日動いていること」を伝えよう
気合を入れて「完璧なブログを書こう」と意気込むと、どうしてもハードルが上がり、結局何ヶ月も放置してしまうことになります。
デジタル集客において大切なのは、完璧な文章を作ることではなく、お客様に「私たちはここで、今日もあなたを待っていますよ」という現在進行形のメッセージを届け続けることです。
もし、自社のホームページの「お知らせ」が数ヶ月(あるいは数年)止まっているなら、今日、たった一行でいいので最新の挨拶を書き込んでみてください。その小さな「営業中の看板」が、新しいお客様との温かいご縁を繋いでくれるはずです。
このコラムでは、WebやSNSが苦手な方にもわかりやすく、集客につながる考え方や実務のヒントをお伝えしていきます。青森・八戸をはじめ、地域で事業を続ける方にとって、少しでも前向きな一歩につながればうれしく思います。


