38.動画から来たお客様を逃さない!冷めないうちに繋ぎ止める「おもてなしの導線」
皆様、こんにちは。株式会社吉和の森八戸web制作集客の森和吉です。
前回(第62回)は、立派な経歴よりも泥臭いストーリーを語る「代表挨拶(プロフィール)」が、お客様の心を強く惹きつけるというお話しをしました。
あなたの熱量や人柄が伝わり、「この会社にお願いしたい!」とお客様の気持ちが高まったとき、最後にもう一つだけ立ちはだかる「小さな壁」があります。
今回は、その最後の壁を優しく取り払い、お問い合わせへの背中をポンと押すためのページについてです。
テーマは、「お客様の『心の声』に先回り!24時間働く最強の営業マン『よくある質問(FAQ)』の作り方」です。
「よくある質問」を、単なる業務効率化ツールだと思っていませんか?
多くの会社のホームページには、「よくある質問」というページがあります。しかし、その多くが「営業時間は何時ですか?」「駐車場はありますか?」といった、事務的な内容にとどまっています。
もちろん、そうした情報を載せて電話での問い合わせを減らす(業務効率化)ことも大切です。しかし、デジタル集客において「よくある質問」が持つ本当の役割は、そこではありません。
このページの最大の役割は、「お客様が直接電話で聞くには少し気が引けるけれど、心の中でずっと気になっている不安(心の声)」に先回りして答えてあげることなのです。
お客様が本当に知りたいのは「聞きにくいこと」
例えば、初めてあなたのお店や会社を利用しようとしているお客様は、心の中でこんな不安を抱えています。
- 「相談や見積もりだけでも、本当にお金はかからないの?」
- 「他社と相見積もりをしていて、結局断ることになっても嫌な顔をされないかな?」
- 「こんな小さな工事(少額の買い物)だけで依頼したら、迷惑がられないかな?」
これらは、お客様にとって非常に重要ですが、直接電話で「断っても怒りませんか?」とはなかなか聞けないことです。
だからこそ、この「聞きにくいこと」を、あえて自社の方から「よくある質問」として掲載し、丁寧に答えておくのです。
「Q:見積もり後に断っても大丈夫ですか? → A:もちろんです!お客様が心から納得いく会社を選んでいただくことが一番ですので、しつこい営業などは一切いたしません。安心してお声がけください」
これを見たお客様は、「あ、私の不安をわかってくれている。ここなら安心だ」と、肩の荷がスッと下りるのです。
質問の答えに「人肌感」を添える
また、回答の書き方にも「人肌感」を添えるのがポイントです。
単に「はい/いいえ」で答えるのではなく、あなたの会社ならではの温かいメッセージを付け加えてみてください。
「Q:小さな修理だけでも来てくれますか?」
「A:はい、喜んでお伺いします!実は『ドアノブの交換だけ』『網戸の張り替えだけ』でご依頼いただくお客様もとても多いんですよ。どんな些細なことでも、地元の〇〇工務店を頼ってくださいね」
このように書かれていたら、お客様はどれほど心強いでしょうか。
先回りの気遣いが、最後の迷いを確信に変える
「よくある質問」は、単なるQ&A集ではありません。
画面の向こうにいるお客様の不安を察し、聞かれる前に「大丈夫ですよ」と優しく声をかけてあげる、究極の「おもてなし(接客)」の場なのです。
お客様が抱える不安を先回りして解消できれば、あなたの会社のホームページは、24時間365日休まずにお客様に寄り添い続ける「最強の営業マン」になります。
ぜひ、日頃お客様からよく聞かれる質問や、お客様が不安に思っていそうなことを思い出し、「よくある質問」のページを充実させてみてください。
このコラムでは、WebやSNSが苦手な方にもわかりやすく、集客につながる考え方や実務のヒントをお伝えしていきます。青森・八戸をはじめ、地域で事業を続ける方にとって、少しでも前向きな一歩につながればうれしく思います。


