50.地方の小さな会社が「Web集客」で絶対に忘れてはいけない、たった一つのこと
皆様、こんにちは。株式会社吉和の森八戸web制作集客の森和吉です。
前回(第61回)は、ホームページの「お問い合わせボタン」にほんの一言(気遣いの言葉)を添えるだけで、お客様の心理的ハードルが下がるというお話をしました。
今回は、ホームページの中で「お問い合わせ」の直前にお客様が必ずと言っていいほどチェックする、もう一つの重要なページについてお話しします。
テーマは、「立派な経歴はいらない!お客様の心を強烈に惹きつける『代表挨拶(プロフィール)』の書き方」です。
お客様は「履歴書」を読みたいわけではない
自社のホームページの「代表挨拶」や「プロフィール」のページを、一度見直してみてください。
「〇〇年〇〇月、〇〇大学を卒業後、〇〇株式会社に入社。〇〇年、独立し当社を設立……」
「高品質なサービスを通じて、地域社会に貢献し……」
こうした、まるで就職活動の履歴書や、大企業のパンフレットから借りてきたような、立派だけれど堅苦しい文章になっていませんか?
もちろん、経歴や理念を正しく伝えることは大切です。しかし、お客様はあなたの「スペック(学歴や職歴)」を確認したくてそのページを開いたわけではありません。
初めてあなたの会社に仕事を依頼しようか迷っているお客様が本当に知りたいのは、「この社長は、どんな想いでこの仕事をしている人なんだろう?」「本当に信頼して任せても大丈夫な人だろうか?」という、あなた自身の「人柄」や「熱量」なのです。
完璧な姿よりも、泥臭い「失敗談」が共感を生む
では、どうすればお客様に「この人にお願いしたい!」と思ってもらえるプロフィールになるのでしょうか。
その最大の秘訣は、「立派な経歴」の代わりに「泥臭いストーリー(自己開示)」を語ることです。
人は、完璧で隙のない人よりも、少し不器用でも一生懸命な人、挫折や苦労を乗り越えてきた人に強く共感し、応援したくなる生き物です。
「実は創業したばかりの頃、お客様の要望をうまく汲み取れず、大きなお叱りを受けたことがありました。あの時の悔しさが忘れられず、今ではどの会社よりも事前のヒアリングに時間をかけるようにしています」
このように、あえて過去の失敗や苦労、そしてそこから何を学び、今のサービスにどう活かしているのかを包み隠さず書いてみてください。
「なぜ、この商売をやっているのか」を語る
もう一つ必ず入れていただきたいのが、「なぜ、あなたがこの地域で、この商売をやっているのか(原体験)」です。
「自分自身がアレルギーで苦しんだ経験があるから、同じように悩む子供たちのために自然素材の家を作りたい」
「先代である父が、汗水流して地域のお客様に尽くす姿を見て育ち、この店を絶対に守り抜きたいと決意した」
こうしたあなただけの「想い」は、他のどんなライバル会社にも絶対に真似できない、最強の差別化(武器)になります。
綺麗な言葉の鎧を脱ぎ捨てて、あなたの「体温」を届けよう
AIを使えば、誰でも1分で「もっともらしい立派な挨拶文」が書ける時代になりました。だからこそ、借り物の綺麗な言葉は誰の心にも響かず、素通りされてしまいます。
少しくらい文章が下手でも、方言が混じっていても構いません。お客様が求めているのは、画面越しでも伝わってくるあなたの「体温(人肌感)」です。
今度の週末、パソコンの前に座り、目の前にお客様がいるつもりで、あなた自身の言葉で「商売のストーリー」を語り直してみませんか?
このコラムでは、WebやSNSが苦手な方にもわかりやすく、集客につながる考え方や実務のヒントをお伝えしていきます。青森・八戸をはじめ、地域で事業を続ける方にとって、少しでも前向きな一歩につながればうれしく思います。


