41.大手のマネは不要!中小企業が目指すべき「等身大のブランディング」
皆様、こんにちは。株式会社吉和の森八戸web制作集客の森和吉です。
前回(第48回)は、お客様を熱狂的なファン(伝道師)に育てるための「ファンコミュニティ(お茶会やワークショップ)」の作り方についてお話ししました。
ここまで、Webサイトの基盤作りから、動画での発信、LINEを使った関係構築、そしてファンコミュニティの運営と、デジタルを使った集客の全体像をお伝えしてきました。これらをすべて繋ぎ合わせることで、新規集客からリピート、そして口コミによる紹介が勝手に回り続ける「自社だけの最強の仕組み」が完成します。
しかし、ここで多くの経営者様が陥ってしまう「大きな罠」があります。今回は、集客の仕組み作りを確実に成功させるためのペース配分についてお話しします。
中小企業が陥る「あれもこれも病」
「森さんのコラムを読んでやる気が出ました!明日からホームページを大改修して、Instagramを毎日更新して、YouTube動画も撮って、LINEも始めます!」
セミナー後などに、このように意気込んでくださる経営者様がいらっしゃいます。その熱意は本当に素晴らしいのですが、私は必ず「ちょっと待ってください。一気に全部やろうとしないでください」とストップをかけます。
大企業と違い、私たち中小企業には「ヒト・モノ・カネ・時間」という経営資源に限りがあります。日々の本業でお客様の対応に追われている中で、慣れないデジタルツールを4つも5つも同時に始めれば、必ず現場のスタッフが疲弊し、1ヶ月も経たずにすべてが中途半端な状態でストップしてしまうからです。
鉄則:3ヶ月ずつ「1つのテーマ」に集中する
デジタル集客を成功させるための鉄則は、「一気にやらず、3ヶ月ごとに『1つのテーマ』に絞って集中すること」です。
たとえば、1年間(12ヶ月)のロードマップを以下のように4つのブロックに分けて考えます。
最初の3ヶ月(1〜3ヶ月目)
まずは土台作り。ホームページの言葉をお客様目線に書き直し、Googleマップの情報を正確に整えることだけに集中する。
次の3ヶ月(4〜6ヶ月目)
発信の強化。スマートフォンのカメラを使って「ショート動画」を週に1本だけ撮り、社長の熱量を伝えることだけに集中する。
その次の3ヶ月(7〜9ヶ月目)
リスト化と育成。LINE公式アカウントを立ち上げ、動画を見てくれたお客様とこまめにコミュニケーションを取ることだけに集中する。
最後の3ヶ月(10〜12ヶ月目)
ファン化。既存のお客様を招いての「小さなお茶会やワークショップ」の企画と運営だけに集中する。
焦らず、確実に。1年後の「自動集客システム」へ向けて
「3ヶ月で1つのことしかやらないなんて、時間がかかりすぎる」と思われるかもしれません。
しかし、ダイエットや筋トレと同じで、基礎ができていない状態でいきなり重いバーベルを持ち上げようとしてもケガをするだけです。
1つのテーマに3ヶ月間じっくり取り組むと、それは「気合を入れた特別な作業」から「毎日の歯磨きのような当たり前の習慣」に変わります。1つが習慣化されてから、次の新しいツールを取り入れる。これを繰り返すことで、スタッフに無理な負担をかけることなく、1年後には「新規獲得からリピート紹介までが自動で回る、自社だけの仕組み」が確実に完成しているのです。
焦る必要はありません。まずは今日から3ヶ月間、自社が「たった1つだけ」集中して取り組むテーマを決めることから始めてみませんか?
このコラムでは、WebやSNSが苦手な方にもわかりやすく、集客につながる考え方や実務のヒントをお伝えしていきます。青森・八戸をはじめ、地域で事業を続ける方にとって、少しでも前向きな一歩につながればうれしく思います。


