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55.新規集客の沼から抜け出す!小さな会社が目指すべき「農耕型」のデジタル経営

森和吉

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テーマ:デジタルマーケティング

皆様、こんにちは。株式会社吉和の森八戸web制作集客の森和吉です。

前回(第54回)は、集まった口コミを自社のホームページに掲載し、未来のお客様の不安を取り除く「最強の営業マン」に変える方法についてお話ししました。
見えない信頼が可視化され、新規のお客様からの問い合わせが少しずつ増えてきたら、経営者として次に目を向けるべき重要なステップがあります。

今回は、毎月の売上のプレッシャーから解放されるための大切なお話です。テーマは、「新規集客の沼から抜け出す!小さな会社が目指すべき『農耕型』のデジタル経営」です。

毎月1日になると、またゼロから始まる恐怖


多くの経営者様が抱えている悩みに、「毎月の売上のプレッシャー」があります。
今月はチラシや広告が当たってなんとか目標を達成できたとしても、カレンダーをめくって翌月の1日になれば、また売上はゼロからのスタートです。「今月もまた、新しいお客様をイチから探しに行かなければならないのか」と、ため息をつきたくなることはありませんか?

このように、常に新しい獲物を追い求め、見知らぬ人に向けて広告を撃ち続けるビジネスモデルを「狩猟型」の集客と呼びます。狩猟型の集客は、常に動き続けなければならないため、資金力のない中小企業がこれを続けると、経営者も現場のスタッフもいずれ疲弊してしまいます。

「狩猟型」から「農耕型」へシフトする


そこで、私たちのような地域密着の小さな会社が目指すべきなのが「農耕型」の集客です。

農耕型とは、一度ご縁のあったお客様(畑)を大切に耕し、種をまき、水をやり、時間をかけて豊かな実り(リピートや紹介)を収穫し続けるビジネスモデルのことです。
マーケティングの世界には、「新規のお客様に商品を売るコストは、既存のお客様に買ってもらうコストの5倍かかる」という法則があります。見ず知らずの人に振り向いてもらうために高い広告費を払うよりも、すでにあなたの会社の良さを知っているお客様に「またお願いしたい」と思ってもらう方が、はるかに労力もコストも少なくて済むのです。

デジタルはお客様との「水やり(関係構築)」に最適


では、具体的にどのように「畑に水をやる」のでしょうか。ここで活躍するのが、LINE公式アカウントやメールマガジンといったデジタルツールです。

商品を買っていただいた後、「売って終わり」にするのではなく、
「その後、使い心地はいかがですか?」
「今の季節はこんなお手入れがおすすめですよ」
と、お客様の役に立つ情報や季節のご挨拶を、定期的に、そしてさりげなくお届けするのです。

お客様は、決してあなたのお店が嫌いになって他店へ行くわけではありません。ただ、日々の忙しい生活の中で「忘れてしまう」だけなのです。デジタルを使って定期的に「水やり」をし、お客様の記憶に残り続けることができれば、次に何か困ったことが起きたとき、必ず一番にあなたに声をかけてくれます。

今ある「ご縁」を最高の資産に育てる


見えない新規客を血眼になって追いかけるのを少しだけお休みし、今、手元にある顧客名簿(すでにあなたを信頼してくれているお客様)を見直してみてください。

毎月ゼロからスタートする苦しい狩猟生活から抜け出し、種をまいて大切に育てる農耕型の経営へ。その「水やり」の作業をデジタルに任せることで、あなたの会社は驚くほど安定し、心にゆとりを持って商売ができるようになるはずです。

このコラムでは、WebやSNSが苦手な方にもわかりやすく、集客につながる考え方や実務のヒントをお伝えしていきます。青森・八戸をはじめ、地域で事業を続ける方にとって、少しでも前向きな一歩につながればうれしく思います。

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