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40代女性の「やる気が出ない」は更年期のサインかも

岩本益宏

岩本益宏

テーマ:気になる体の症状

朝のお弁当、仕事、家事で疲れ切っているあなたへ



「朝、子どものお弁当を作るだけでぐったりする」
「仕事では普通にしているけれど、家に帰ると何もしたくない」
「夫は家事を手伝わない。結局、全部自分でやるしかない」
「最近、イライラする自分が嫌になる」

40代の女性から、このようなご相談をいただくことがあります。
子どもの朝ごはん、お弁当づくり、洗濯、仕事、買い物、夕食、片づけ。家族の予定を回しながら、自分のことはいつも後回し。若いころは何とかこなせていたことが、最近は急にしんどく感じる。
その「やる気が出ない」「疲れが抜けない」「気持ちが不安定」という変化は、気合いが足りないからではなく、更年期の入り口にさしかかっているサインかもしれません。

更年期とは、女性の体が大きく変わる時期です


更年期とは、閉経をはさんだ前後約10年間のことをいいます。日本人女性の閉経は平均で50歳前後といわれていますが、個人差があり、40代前半から変化を感じる方もいます。
この時期は、女性ホルモンのひとつであるエストロゲンが大きく揺れながら減っていきます。エストロゲンは月経だけでなく、自律神経、睡眠、気分、血流、骨、肌、粘膜など、いろいろな働きに関係しています。
そのため、更年期になると体と心のあちこちに不調が出やすくなります。
更年期によくある症状



更年期の症状は、人によってかなり違います。
代表的なものには、のぼせ、ほてり、汗が急に出る、動悸、めまい、肩こり、頭痛、冷え、疲れやすい、眠れない、気分の落ち込み、イライラ、不安、やる気の低下などがあります。

「急に顔が熱くなる」
「夜中に何度も目が覚める」
「何でもないことで涙が出る」
「子どもや家族にきつく言ってしまう」
「朝から体が重く、仕事に行く前に疲れている」

このような状態が続くと、日常生活そのものがつらくなります。
更年期障害とは、更年期の症状が強く、仕事や家事、人間関係などに支障が出ている状態のことです。
家事も仕事もある40代女性は、更年期の負担を感じやすい
40代の働く女性は、体が変わる時期と、生活の忙しさが重なりやすい年代です。
朝は家族より早く起きてお弁当を作る。自分の朝食は立ったまま。仕事ではミスできない。帰宅後は夕食、洗濯、片づけ、子どもの予定確認。夫に頼れない家庭では、家のことがほとんど自分に集中します。
このような毎日が続くと、体は休む時間を失います。更年期の不調に、睡眠不足、ストレス、冷え、食事の乱れが重なると、「何もしたくない」「すぐ怒ってしまう」「体が鉛のように重い」という状態になりやすくなります。
だから、まずお伝えしたいのは、

「あなたが弱いわけではありません」

ということです。

更年期の不調は、体からのサインです。責めるのではなく、整えることが大切です。

漢方では、更年期をどう考えるのか


漢方では、更年期の不調を「ホルモンだけ」の問題として見るのではなく、体全体のバランスの乱れとして考えます。
わかりやすく言うと、次のようなタイプがあります。

気の巡りが悪いタイプ

ストレスが多く、イライラしやすい。胸やのどがつかえる感じがある。ため息が多い。気分の波が大きい。
朝から家事と仕事に追われ、言いたいことを飲み込み続けている方に多く見られます。

血が不足しやすいタイプ

疲れやすい、めまい、動悸、眠りが浅い、顔色が悪い、爪や髪が弱い。考えすぎると、さらに疲れる。
忙しくて食事が簡単になりがちな方、月経量が多かった方、睡眠不足が続いている方は注意が必要です。

潤いが不足しやすいタイプ

のぼせ、ほてり、寝汗、口の渇き、肌や目の乾燥、不眠。夕方から夜に不調が強くなることもあります。
頑張り続けて、体の中の「休ませる力」が足りなくなっている状態と考えます。

冷えと巡りの悪さがあるタイプ

手足が冷える、肩こり、むくみ、頭痛、下腹部の重さ。体は冷えているのに、顔だけほてる方もいます。
座りっぱなしの仕事、運動不足、冷たい飲み物、薄着、入浴をシャワーで済ませる習慣が影響することもあります。
同じ「更年期」でも、必要な整え方は人によって違います。だからこそ、漢方では体質を見て考えることを大切にします。

今日からできる更年期のセルフケア


難しいことを始める必要はありません。忙しい40代女性には、続けられる小さな工夫が合っています。

朝、白湯や温かいお茶を一口飲む


朝から冷たいものだけで済ませると、胃腸が冷えやすくなります。お弁当づくりの合間に、温かい飲み物を一口飲むだけでも、体が少しゆるみます。

朝食にたんぱく質を少し足す


ご飯だけ、パンだけになりやすい方は、卵、豆腐、納豆、味噌汁、ヨーグルトなど、少しでもたんぱく質を足してみましょう。更年期の疲れやすさには、食事の土台づくりが大切です。

夜はスマホより、まず体を休ませる


寝る直前までスマホを見ていると、頭が休みにくくなります。眠れない方は、布団に入る前の10分だけでも画面を見ない時間を作ってみてください。

シャワーだけの日を減らす


冷え、肩こり、眠りの浅さがある方は、短時間でも湯船に入る日を作ると、血流が整いやすくなります。

「全部自分でやる」を少し疑ってみる


家事を誰も手伝ってくれない状況では、「私がやらなければ」と思いがちです。しかし、更年期の時期は、今まで通りを続けるほど苦しくなることがあります。

完璧なお弁当でなくてもいい日。
夕食を簡単にする日。
洗濯物をたたまない日。
家族に「今日は疲れている」と伝える日。

体を守るためには、手を抜くことも大切な養生です。

こんな症状があるときは医療機関へ


更年期のように見えても、別の病気が隠れていることがあります。
出血が多い、月経以外の出血がある、動悸や息切れが強い、急な体重変化がある、強いめまい、眠れない日が続く、気分の落ち込みが強く生活に支障がある場合は、婦人科や内科など医療機関で確認しましょう。
漢方相談は、病院での検査や治療と対立するものではありません。必要な検査を受けながら、日々の体調を整える方法を一緒に考えることができます。

くすりの厚生会でできること


くすりの厚生会では、更年期の不調について、体質や生活習慣をお聞きしながら漢方相談を行っています。

「やる気が出ない」
「イライラが止まらない」
「眠れない」
「朝から疲れている」
「家族に当たってしまい、自己嫌悪になる」

このような悩みは、ひとりで抱えなくて大丈夫です。
更年期は、我慢して通り過ぎるだけの時期ではありません。体の声を聞き、これからの自分を整え直す大切な時期です。
40代の今、無理を重ねすぎている方ほど、早めに体を整えることが大切です。
青森市で更年期の不調、疲れ、イライラ、不眠、やる気の低下に悩んでいる方は、くすりの厚生会へご相談ください。

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岩本益宏
専門家

岩本益宏(医薬品販売業)

有限会社くすりの厚生会

子宝専門の漢方薬店として、カウンセリングで「妊娠力」を高める食生活や睡眠など生活習慣改善についてアドバイスと漢方薬の販売を行う。漢方知識と、自らの不妊治療・体外受精・出産の経験を生かしお客様をサポート

岩本益宏プロは青森放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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