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頑張ろう管理職! 経験のない管理に戸惑うね!

竹内和美

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テーマ:頑張れ管理職!

テレワークを好む若手社員たち。
自分の家で仕事ができることもさることながら、

自分だけを見てくれる上司との関係性を好みます。

上司も、他の社員が見えないのでから一人に集中できるのです。

この機会を、人材育成のチャンスとしてとらえることもできますね。

以下は、「管理」の視点で書きました。


今朝のニュース記事で見かけた武蔵小杉駅の風景。

https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20200304-00433273-fnn-soci



実はね。

先月の27日の朝、

この駅を利用しました。

仕事の最終日で、おっきなトランクケースをもって乗車するのは、

正直、迷惑だろうなぁ・・・って前夜、覚悟してね。



ただ、26日あたりから、テレワークや時差出勤を推奨する

報道が多くなって・・・



27日当日の朝は、車両をできる限り空いていそうな前方に並んでいたこともあると思うけれど、



大きなトランクケースを持っているわたしへの視線は厳しくなく、

大きく揺れるところでは、それまでは、満員で押し込まれて乗っていると誰かが支えてくれるから

倒れそうになることなんてないけれど、

その朝は、思わず吊革につかまらないと、倒れちゃいそうになるくらい空いていました。



企業は、社員とその家族を守ることも大切に経済活動を続けるんだよなって、

改めて、原点、原則を感じたものでした。



さて、そんな中における管理職の皆さん。

テレワーク中の管理って、初めての経験の人が多いから、

何かとストレスがたまるんじゃないでしょうか?



今日の事例は、テレワーク中の部下の管理についてです。



若手社員:「〇〇課長、お疲れ様です」

係長:「悪いね、今、いい?」

若手社員:「もちろんです。このオンラインシステム、ホント!便利ですよね。係長と資料共有できるから、すぐに添削していただけるし」

係長:「そうだな。昨日から比べると、ずいぶん完成に近づいているね。ただ、昨日も指摘したところの修正ができてないのはなぜだ?」

若手社員:「あ!! ファイル修正して、クラウドに上げるの忘れてました。今、ここで確認していただいてもよろしいですか?」

係長:「そうか、ああ。たしかに。修正はしてあるな」

若手社員:「ありがとうございます」

係長:「今、修正しているファイルに統合して、間違いのないように、クラウドに上げてほしい。明日、課長も交えて、最終確認するから。ファイルがいくつかになっていると間違う元だから、十分気を付けるように。日ごろも、ファイル管理は苦手なのか?」

若手社員:「はぁ、前にも主任に怒られたことがあります。どうしたら効率よく、間違いなく管理できるか考えろ!って言われました」

係長:「そうだな。ファイル名を常に更新するのは良いことかもしれない。ただ、その方法だと、修正が反映されているかどうか、いちいち前のファイルを見て、変更点の確認をしなければならない。効率の良い仕事かどうか、このテレワークでの経験の中で、見直すといいだろう」



テレワーク中の管理について、

1.部下との連絡の頻度を決める

2.部下の仕事ぶりは、進捗で確認する

3.日ごろの弱点を克服するチャンスにする

 

ことを検討してみてください。



1.部下との連絡の頻度を決める

つい、さぼってるんじゃないか?遊んでいるんじゃないかと思うなら、

信頼関係を見直しましょう。

性悪説であるのは、おそらく、普段から部下に対して、信頼を寄せきれない「違和感」があるのでしょう。

1日に1度必要があるなら、予め時間を決めて、約束をしておきましょう。



2.部下の仕事ぶりは、進捗で確認する

1との関係性が高いことでもありますが、仕事をしているのかしていないのか?は、

「仕事ぶり」ではなく、「進捗」で管理すればよいのです。

職場では、行動を目の当たりにすることができますが、

テレワークでは、それができないので、つい、悪いことを想像しがちです。

誰もが初めての経験なので、つい、良くない想像をしがちですが、

自分なりの管理の基準を決めて、部下に広く知らしめておくことが求められます。



3.日ごろの弱点を克服するチャンスにする

子どもではないので、職場では、隣に座る部下のPCモニターを、ずっと見つめていることはできません。

PC操作については、特に一人一人のやり方に頼らざるをえません。

このケースのように、ファイルの整理が下手で、効率が悪いことがわかれば、指導することができます。

日ごろ、部下がどんな弱点を持っているか、なかなか見えないものが多いはずです。

このテレワークを一つのきっかけとして、違う面が見えることを楽しみましょう。



また、新しい発想で、管理=目に見る はいったんお休みさせて、

管理=進捗状況、信頼を寄せる

という新しい基準を持ってみてくださいね。



時差出勤も含めて、

部下をどう管理すりゃいいんだ???

って、ストレスフルな状態になれば、免疫力も落ちてしまいます。



誰もが経験したことがないこんな状況では、

柔軟な発想、思いやりが試されます。

やったことがないことをするときは、だれもが不安に陥るし、

混乱も起きるものです。

同じ役職の人に、自分のやり方をそれぞれ持ち寄って、オンラインで確認するなど、

ストレスの軽減に努めてくださいね。


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竹内和美
専門家

竹内和美(キャリア形成を支援する研修講師)

株式会社オフィス・ウィズ

実践を想定したワークショップ形式の研修を実施。製造業から小売業、サービス業まで、また経営者や中間管理層から新入社員まで、実績と事例が豊富。組織の根幹である人材育成に様々な角度からアプローチします。

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