その人を失ってからでは、遅いものがある
組織と仕組みづくりパートナー/中小企業診断士の蛯原健治です。
社長がいちいち言わなくても、社員が勝手に動いて利益が2倍になる組織作りのコツをお届けします。
前回のメルマガでは、
「事業計画が明確でない企業にOKRだけを導入しても、経営成果にはつながりにくい。」
というお話をしました。
すると、ある経営者からこんな質問をいただきました。
「蛯原さんがおっしゃる事業計画とは、どんなものですか?」
確かに「事業計画」と聞くと、多くの方は、
売上・利益計画
を思い浮かべるのではないでしょうか。
もちろん、それも事業計画の一部です。
しかし、私は、それだけでは会社は動かないと考えています。
私が考える事業計画とは、
会社が目指す未来を実現するための設計図です。
その設計図には、大きく3つの要素があります。
一つ目は、戦略です。
何を実現する会社なのか。
誰に、どんな価値を提供するのか。
どの市場で勝負し、どのように利益を生み出していくのか。
会社の進む方向を決めるのが戦略です。
二つ目は、組織です。
どんなに良い戦略でも、それを実現する人や役割が決まっていなければ成果は生まれません。
誰が責任を持つのか。
どこまで意思決定を任せるのか。
どのような組織で実現していくのか。
これを設計することも事業計画の一部です。
三つ目は、仕組みです。
戦略と組織が決まっても、毎日の仕事の進め方が人任せでは、継続的な成果は生まれません。
OKR、1on1、会議体、評価制度、情報共有。
こうした仕組みがあることで、戦略が日々の行動へと落とし込まれます。
つまり、私が考える事業計画とは、
「戦略・組織・仕組み」を設計し、会社を動かし続けるための設計図なのです。
だから、売上・利益計画だけ作っても会社は変わりません。
戦略だけあっても動きません。
組織図だけ作っても成果は出ません。
OKRだけ導入しても、経営成果には結びつきません。
この三つがつながって初めて、会社全体が同じ方向を向き、継続的に成果を生み出せるようになります。
そして、ここまで考えると、次の疑問が生まれます。
「では、その戦略は何を基準に決めればよいのでしょうか。」
次回は、「事業計画は、なぜ決められるのか」についてお伝えしたいと思います。
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