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山形の行政書士便り94連結の高さにご用心

テーマ:連結検討書作成

昨日関東の会社様からネットでもたといって問い合わせの御電話がありました。
トラクタとスクラップを運ぶトレーラを購入しようと思っているのだが、連結出来るだろうかというご相談でした。
中古とはいえ、なかなかの金額です。慎重になるのは当たり前です。しかも初めてトレーラを購入するのですから。
聞いてみましたら、トラクタは神戸で、トレーラは茨城でそれぞれ売りにでているというもの。
初めからセットで売りに出ていれば問題ないのですが、早速車検証をFAXしていただきました。
みるとトラクタトトレーラを連結するのに、トラクタのカプラとトレーラのキングピンを合わせるのですが、
カプラ高さが1180,キングピン高さが1350とあり、つまり後ろが170mmも高く、連結すると前のめりになり、
運行することが出来ませんし、仮に運行したところで危険です。
連結するとトラクタは沈み込みますので、トラクタの方がトレーラとり高い方が良いのです。
又、そのトレーラは分割可能の物品を運ぶ(いわゆるバラ緩和)保安基準緩和認定を必要とする車両であり、
トラクタと連結して軸重が10トン以内、隣接軸距が1.8m未満18t、1.8m以上20t、1.3m~1.8m未満19tと隣接軸重も
規制を受けます。1軸のトラクタであれば当然トレーラの積載量は減トンとなります。もっともこの規制は今年の11月から来年にかけ外れる予定なのですが。
御電話いただいた方にはその旨をお伝えし、3軸(ツーデフ)でカプラ高さが1380前後のものをお探しくださいとお話し致しました。
中古車には注意が必要ですね。

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今田早百合
専門家

今田早百合(行政書士)

行政書士法人ワンチーム

運送業、貸切バス、タクシー運輸関する許認可の専門事務所です。並行輸入、保安基準緩和、連結検討等、特殊車両の導入から、通行許可を取って道路を走行できるまで、強力にサポートすることができます。

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