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鈴木芳之プロは山形新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

生成AIと話していてもつまらない。必要なのは相手のことを知りたいと思う技術。

鈴木芳之

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テーマ:キャリアの地図


去年から、毎日のように生成AIを使用して、色々な資料を作ったり、画像や動画を生成したり、小説を書いたりしています。

自分の思考をひたすら学習してもらえば、ほぼ同じ思考で瞬時に成果物を作ってくれますから、これは凄いと本気で感激しました。
IT系の講習会の講師をするときのネタになるかなと、複数のモデルをゴリゴリ使っていました。

生成AIのことが知りたくて知りたくて興味を持って調べたし対話しました。
有料版を使っている人の話を聞くと羨ましくなり、無料版と生成結果がどの程度違うのか試してみたくなります。

こんな使い方をしたら、あんなこともできるのでは?とか。
生成AIと上手く付き合っていけば、今までにない価値観が生まれそうで、考えただけでワクワクしますよね。

そんな私ですが、実は最近「生成AI疲れ」してます。
ほかにも同じような症状になっている人がいると思うのですが、どうですか?この圧倒的な生成量という物量に疲れてませんか?

具体的に言うと、出力された成果物に「価値」を感じなくなってきたんです。
「こんなのもう誰でもできるでしょ」
そんな風に思ってしまいます。

ただ、生成AIに読み込ませた「原液となる思想」は、私の唯一無二のものなので揺らぎません。

SNSを見ればそこら中に、生成AIで加工したであろう画像や動画、文章で溢れています。
正直、新しい使い方を覚えたいという興味すら薄れてくる始末です。

ちなみにコーディングは別枠です。
これについてはもはや産業革命レベルです。
おそらく世の中の産業構造を変えるほどのインパクトになります。

現代のテクノロジーから置いてかれないようにしたいという危機感。
これを使いこなせたら、どんな世界が見えてくるのかという期待感。

せっかく自己開示したのに…だからこそ悲しくなります。
恋愛で言えば、自分の全てをさらけ出して全力で告白したのに、
「これからもいい友達でいましょ」と、軽く受け流されてる気分です。

ある程度、相手のことが分かってくると「興味」から「義務」に変わっていくようですね。

それ以降は、対話してもつまらなくなってしまいました。
だって、向こうは私に興味が無いことが分かってますから。

切ない気持ちになりますが、無事タイトル回収です…。

これを人間相手に日常的にやっていたら、しんどいですよ。
相手のことを知りたいという欲求はそれほど強い感情です。
強くなりすぎると自分でコントロールが効かないほどに。

だからこそ、相手を知りたいと思うことを「技術」として捉えておくことに意味が生まれます。

私もキャリアコンサルティングを行う際は、
「貴方のことを教えてください」と、相談相手に本気で興味を持って問いかけます。
そして、一言も聴き漏らさないように傾聴します。

そうでなければ、相手も本気で話してくれません。
ただし、慣れていないとそのままのめり込んで帰ってこれなくなる危険もあります。
キャリアコンサルタントは、その場は本気で傾聴し、相談時間が終われば緩めます。
「フリ」では通用しません。
その感情のコントロールが技術です。

向き不向きや、指導環境にもよりますが、営業やサービス業の現場ではこれが自然と身に付きます。
コントロールできるようになれば成果にも繋がりやすいです。

相手のことを知りたいと本気で思うからこそ、相手も自分のことを話してくれます。
そして、自分に興味を持ってもらうには、自分から自己開示が必要な場合もあります。
生成AI相手にそれをやっていると、虚しさしか残りません。

これが「生成AI疲れ」の原因ですね。
元々会話が好きなので、こんなことを書いているだけで誰かと話したくなります。

日常での自己開示は、相手やその場に合わせて加減が必要です。
全く自分のことを話してくれずに聴いているだけの人もいれば、
自分の話ばかりして、相手の話を聴かない人もいます。

対話の重要性は、過去に言葉を失った経験のある人なら理解している人が多いはずです。

生成AIは全てを受け入れてくれますよ。
ただ、使えば使うほど自分に最適化されてきて、こちらが好むであろう答えを返してくるようになるので、知れば知るほどつまらなくなってしまいます。

自分のことが大好きな人は、もしかしたら嬉しいのかもしれません。
承認欲求を満たしてくれるでしょうから。

生成AIは、こちらに興味を持ってませんから、つまらないのは当然です。
だから最近は、生成AI相手にも「相手に本気で興味を持つスキル」を発動しながら使用しています。

それでも、手ごたえが無いからこその「生成AI疲れ」です。
このままAIが普及して行ったら、考えることを諦める人が大量に出そうな気がしています。
それはそれで、順応して慣れてしまうんでしょうが。

ドラマ「ちるらん」の土方歳三に共感している私としては、つまらない世の中になりそうで萎えてしまいます。
現代の刀の代わりになるのは言葉で、議論です。
勿論それを扱うことに耐えられる「フィジカル(精神力)」を鍛える必要がありますよ。
それが自我の育成であり、キャリア教育です。

これが、相手の感情を理解するためのキャリア教育が必須だと思う理由です。
生成AIを使いこなしている人は、この自我を持たない相手とどんなお付き合いをしていきますか?

「正解」はありません。
でも「理解」はできますよね?
客観視の入り口となるのは「自己理解」です。

普段、キャリアコンサルティングのときどんな話をするのか、実体験をもとにして、有料記事で詳しく書いていこうと思っています。

あなたは、正解を求めるタイプですか?
それとも、理解を求めるタイプですか?

白黒付ければ犠牲を生む。
自分は白でも黒でもない。
少し考える時間が欲しい。
そんな人が身を置ける調律の場所。

メンバーシップ
「白黒つけないキャリア理論の真実」はこちらからどうぞ。
対話から感情を理解するトレーニング方法を公開しています。

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鈴木芳之
専門家

鈴木芳之(キャリアコンサルタント)

株式会社アイデアル

キャリア相談等の現場で多くの人生に向き合ってきた経験をもとに、対話を通して本人の経験や想いを言語化する支援を重視。人生を振り返り、自らの言葉で残す自分史出版にも注力しています

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