小暑のころの室らい

木々が色づき、実りの豊かさに秋を感じる頃となりました。
花まつフラワーアカデミーの今月の「季節のしつらい」は、豊かな色と質感で、深まる秋を表現します。
素朴な稲わらや鹿児島県の月桃の実に、南アフリカから届いたピンクッションやリュウカデンドロを合わせて。
和の趣と、不思議な姿をした植物たちの、面白いコントラストを楽しみます。
そこにバラやカーネーションの華やかさ、スモークツリーの柔らかさを重ね、足元にはキイチゴの葉を。
緑があることで、花の色はいっそう鮮やかに引き立ちます。
稲わらは丸めて花と一緒に束ねると、表情豊かなアクセントになります。
身近な素材も、少しの工夫で花合わせの楽しみを広げてくれます。
同じ花材でも、心をひかれる色や飾り方は人それぞれ。
「この色が好き」「この実の形が面白い」。
そんな気持ちを大切に、ご自身らしい秋の景色をつくっていただけたらと思います。
季節の花を飾ることが、日々の暮らしの中で、小さな秋の美しさに気づくきっかけになれば嬉しいです。



