感謝でいっぱい ようこそ
本部プロフェッショナルコースは
私が担当するクラスとなっております。
受講生の皆様とはおつきあいいただいて
とっても長い方々ばかりです。
いつも通っていただき感謝でございます。
Sさんとの会話ですが
明日は、関東にいらっしゃるお孫様方ご一行が6名で
朝一番の飛行機で羽田から富山へ来られる予定とのこと
でも、この台風でどうなることやらと…
ずっと前からの企画でみんなは3泊されて
その間どう過ごそうかと楽しみに予定されておりました。
さて、飛行機は飛んでくるのでしょうか…?
私も、とっても心配です…。無事飛んでくるといいのですが。
今日のレッスンは
秋の七草の一つ「萩」の彩りでといったテーマです。
この時間では必ず、
私は季節に合わせた万葉集を紹介するのです。
今日のネタを少しだけご披露するとすれば、
(なんちゃって万葉集ファンの私ではあります…
それをふまえて、物語を聞くように受講生の皆様と楽しんでおりますので、
そこはご了承ください。)
万葉集の編者といわれている大伴家持さんは
越中の国府として当スクールのごく近所である
高岡伏木で5年間を過ごされました。
とっても美しい自然に溢れる場所で
当時も都よりは、
ずっとずっと楚々として美しく心地良く過ごせる地であったようです。
家持さんは萩がお好きだったようです。
萩を詠んだ歌を紹介したのですが、
その裏話も入れてみました。本を読んでいるとへええおもしろいなあと、
気に入った一説があり、皆様にも…。
5年の任期が終わって都に転任になることとなった家持さん
その日は西暦751年8月5日だったと、正式な日まで残っております。
それは、1263年前のお話です。
さて越中を後にしないといけない日となったのですが
部下である凄く世話になった広縄君が、都へ使いに出ていて
なかなか戻ってこないのです。
電話もないし、いつ帰ってくるかは分からないのです。
挨拶してから、お酒を飲んでから別れたかったのに…
仕方なく、広縄君の家に置手紙と歌をしたためたのでした。
その歌には「萩」が詠まれています。
で、びっくりなんとも素敵な偶然があったのです。
都に戻る旅路についた家持さんですが
かつての部下池主君が、越前の国府になっているので
挨拶にと立ち寄った先で、
越中にもどる広縄君もちょうどそこに
立ち寄ったとか…。
わあ、嬉しい、逢えないと思ったのに逢えたよ。
三人は池主君の家の庭の初萩を見ながらとっぷりとお酒を飲んで
またそこで、萩の歌を詠んでいるのでした。
たぶんとっても美しい、30代の貴公子3名で…。
萩のお花見でございます。
…。
デザインはスポンジを使わず野ばらで花留めを作って
花を挿すというものです。
それぞれの皆様の作品はとっても素敵に出来上がりましたよ。
さて、Gさん、上手に仕上がりましたね。
お盆で初めてのお里帰りに実家に帰って来られる娘さんに
しっかりと見せてあげてくださいね…。
皆様も、それぞれご自宅に飾っていただき、ご家族とゆっくり
お花を囲んで素敵な時間をお過ごしくださいませ。