2026年8月の千葉豪雨から考える、遠隔医療の重要性

嗣江建栄

嗣江建栄

テーマ:遠隔医療

2026年8月、千葉県を襲った記録的な豪雨。佐倉市では1時間に97ミリの猛烈な雨が観測され、住宅や道路の浸水、土砂災害、鉄道の混乱など、地域生活に大きな影響が生じました。停電も一時約6万8,000軒に及び、災害が社会インフラを一瞬で寸断する怖さを改めて示しました。

こうした災害時、守らなければならないインフラの一つが医療です。

道路の冠水や交通機関の停止によって医師や患者が移動できなくても、電源と通信環境を確保できれば、離れた医療機関との情報共有や診療支援を継続できる可能性があります。特にCT・MRIなどの画像診断では、画像を遠隔地の医療機関へ送信し、専門医による読影・診断支援を受けられる体制は、災害時の医療継続にもつながります。

もちろん、遠隔医療そのものも停電や通信障害への備えが不可欠です。非常用電源、通信回線の冗長化、そして平時から医療機関同士が連携しておくことが重要になります。

2026年8月の豪雨は、「医療は病院の中だけで守るものではない」ことを改めて考える機会になりました。

平時の医療連携を、災害時にも生きる医療ネットワークへ。
遠隔医療は地域医療のBCPを考えるうえでも、重要な選択肢になっています。

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