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安澤武郎プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

GWの経験を自分のコトバに変える

安澤武郎

安澤武郎

テーマ:教育

GWいかがお過ごしだったでしょうか?
どのようなGWだったであろうと
GWの経験を自分のコトバにされていますでしょうか?
(お子さんがおられる方はお子さんのコトバで表現させているでしょうか?)

例えば、名勝に行かれて感じたことを表現するときに
二種類の人に分かれます。

①自分の感じたことをそのまま表現する人
②うまく表現できずに借り物のコトバ(ガイドブックにあったコトバ)を使ってしまう人

この後者ではもったいないということをご存知でしょうか?
後者のコトバを時間をおいて使うことはできません(忘れてしまいます)。
拙くとも自分のコトバで表現することが大事です。

自分のコトバで語る訓練を積むと
そのコトバに関連するコトバが増え、発想も広がっていきます。
名勝を見て、人生の話に繋げても、仕事の話に繋げても、家庭の話に繋げても
趣味の話に繋げても、関心のあることであれば何でも良いでしょう。
大事なことは「感じたことを感じたままに表現してみる」ことです。


***事例****
とある実践研究があります。
学生を「自分らしい着こなし」ができるようにする研究です。
人は体型や性格が違うので、ファッション雑誌と同じ着こなしが良いとは限りません。
その実験では、
毎日の着こなしが自分の体にどう合っているか
その日の過ごし方の中でどう感じたかを表現させるということを行っています。

その結果、
最初は、ファッション雑誌の受け売り表現でしか表現できなかった学生が、
次第に、洋服を、自分の身体の特徴や、洋服を着るシチュエーションと
関連付けて表現するコトバで表現できるようになり、
1年後には、洋服に対する新しい意識や価値観が生まれ、
「腰ではなくできるだけ高い位置を絞ることにより、肩幅を目立たせず全体に引き締める」
などと自分なりの基準を持つに至っています。

このような視点ができると応用が利いてきます。
人に対しても着こなしを指導することができるようになっていきます。
*********


どんなモノゴトも同じです。
一流の人は自分のコトバで語ります。
最初は受け売りでしか表現できないことを自分のコトバで紡ぐことができるようになっていきます。
自分のコトバが増えているので創意工夫ができるのです。
(創意工夫ができない人をできるように変える近道です)

受け売りが溢れている世の中で
他人のコトバを聞いて分かったような気になりがちな世の中で
貴重な経験を財産に変える習慣を持ってほしいと思います。
(特に子供には早い段階でそういう習慣を持たせてほしいと思います)

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安澤武郎
専門家

安澤武郎(経営コンサルタント)

株式会社熱中する組織

どのような組織にも「常識の壁」「アクションの壁」「スキルの壁」「仕事のやり方の壁」「コミュニケーションの壁」「情熱の壁」があり、能力を活かしきれていません。その壁を取り除き、組織を生まれ変わらせます。

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