仕事の生産性を高める(1/2)
このコラムを読まれている方は
日夜、「部下の考えを尊重しよう」「意見を聴こう」と思い、試行錯誤をされていると思います。
しかしながら、自分の意見をつい話してしまったり、
押し付けてしまったり、思い通りにできていない方なのではないでしょうか?
では、どうすればよいか?
類似の事例で考えてみましょう。
■営業では「顧客に感謝しよう」と言われることがあるでしょう。
そして、顧客に感謝していない営業マンは殆どいません。
しかし、その感謝の深さの度合いの違いはものすごくあります。
感謝の気持ちを行動で示せる人とそうでない人がいます。
顧客との面会機会を頂戴したとするならば、それは顧客の命を頂いているわけです。
その貴重な命を自分のために使って頂いていることに感謝すれば、
その面談で最高の営業をできるように準備するでしょう。
相手のことを調べ、想定できる可能性を検討し、
周りからの助言ももらい、万全の体調で自信を持って臨めるように準備をするはずです。
そこを、感謝の深さが足りない人は、
そこそこの準備で、どのお客様に対しても同じ話をし、
自分の決まりきったパターンで楽に仕事をしてしまいます。
その違いは顧客に伝わり、大きな結果の差を生み出します。
感謝の気持ちが深まった時に、同じ「ありがとう」でも違ってきます。
■これはどのような仕事に対しても同じです。
今所属している組織に感謝し、今ある仕事に感謝している人は、
その仕事を最高のパフォーマンスでこなそうと懸命に考え、実行します。
感謝がないと学びも成長も鈍ってしまいます。
マネージャーであれば、部下の存在に心から感謝し、
部下の能力を心底信じて、部下に仕事を任せ、
その取り組みに感謝できるかどうかです。
「意見を聴き出そうとしているかどうか」は問題ではありません。
どこまで「相手の中に答えがある」と信じ、
部下と接することができているか、度合いの問題です。
上手く意見を聞き出せていないマネージャーは
その深さが十分かどうか考えるべきだと思います。
部下に対する信頼が深まった時、同じ「どうしたい?」でも違ってきます。
部下の能力や考えをどこまで信じられているでしょうか?
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ペネトラ・コンサルティング株式会社
代表取締役 安澤武郎
公式サイト:http://penetra.jp/
お問合せ: info@penetra.jp
著書:『壁をうち破る方法』はこちら
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