年始の目標を立てた人のうち80%が2月半ばまでに脱落している
成功哲学の祖とされるナポレオン・ヒルが
人材育成の世界で今だにベストセラーである『思考は現実化する』を上梓したのは
1928年のことでした。
85年間この本が売れ続けるのは、
人材育成の世界が進歩していないからとも言えますが、
人間の本質は変わらないということでもあります。
すなわち、『現実化しないのは思考が不十分だから』なのです。
イメージできていないことは実現しません。
イメージできたことは実現します。
私も多くのマネージャーを見ていてその通りだと思います。
「こういう人材を育てたい」
「こういう成果を出したい」
「このようなチームを作りたい」
一流のマネージャーは
その環境・組織の状態に応じて
具体的な成功イメージを描きます。
平凡なマネージャーは
一般論を唱え、現実感の無い方針を打ちだします。
部下にそのイメージは伝わるわけもなく
「人材を育てなければいけない」
「成果を出さなければいけない」
と、イメージもないまま苦しみます。
「ゴールが大事」と言いますが、
紙の上にゴールを書くだけで効果はありません。
未来を具体的に想像し、
成功イメージを描けるようになった人が物事を成し遂げていきます。
淡いイメージは打ち砕かれます。
それでもまたワクワクする絵を描くことが大事なのです。
思考は現実化するのです。
現実化しないのは思考が不十分だからなのです。