10年後に後悔しないための「最初の一歩」
成功哲学の祖とされるナポレオン・ヒルが
人材育成の世界で今だにベストセラーである『思考は現実化する』を上梓したのは
1928年のことでした。
85年間この本が売れ続けるのは、
人材育成の世界が進歩していないからとも言えますが、
人間の本質は変わらないということでもあります。
すなわち、『現実化しないのは思考が不十分だから』なのです。
イメージできていないことは実現しません。
イメージできたことは実現します。
私も多くのマネージャーを見ていてその通りだと思います。
「こういう人材を育てたい」
「こういう成果を出したい」
「このようなチームを作りたい」
一流のマネージャーは
その環境・組織の状態に応じて
具体的な成功イメージを描きます。
平凡なマネージャーは
一般論を唱え、現実感の無い方針を打ちだします。
部下にそのイメージは伝わるわけもなく
「人材を育てなければいけない」
「成果を出さなければいけない」
と、イメージもないまま苦しみます。
「ゴールが大事」と言いますが、
紙の上にゴールを書くだけで効果はありません。
未来を具体的に想像し、
成功イメージを描けるようになった人が物事を成し遂げていきます。
淡いイメージは打ち砕かれます。
それでもまたワクワクする絵を描くことが大事なのです。
思考は現実化するのです。
現実化しないのは思考が不十分だからなのです。