令和1年(2019年)、令和2年(2020年)における留学生等の日本企業等への就職、メルマガ第214回、2022.7.1発行
日本女性と韓国男性に結婚熱
& 2021/令和3年、2022/令和4年の国際結婚件数
[夫妻の国籍別にみた年次別婚姻件数(2021/令和3年、2022/令和4年)]
メルマガ第236回
2025.8.2発行
<2002年(平成14年)10月創刊>
依然暑い日々が続いています。
外出するときは水分補給を欠かさず、室内にいるときは涼しくして、
熱中症になりませぬよう気を付けてお過ごしください。
今年も、時期に関係なく(古くても)、新聞・雑誌・書籍に掲載された、
外国人にまつわる内容で、興味深い記事を紹介・簡単なコメントや、
このメルマガは、平成14年(2002年)の10月から発行しているので、
過去と現在は、どのように違ってきているのか、の視点で書きたい、
とも考えています。
A 2021/R3年、2022/R4年の国際結婚件数
B 日本女性と韓国男性に結婚熱
さて、本題です。
A 2021/R3年、2022/R4年の国際結婚件数
2年前に国際結婚件数を、当メルマガでお伝えしました。
今回は、厚生労働省の「令和4年人口動態統計の概況」にて、その後の
夫妻の国籍別にみた年次別結婚件数を発表されているので、お伝えします。
2022(令和4)年は、
国際結婚件数は、17,685件、日本人男性は10,907件、日本人女性は6,778件
2021(令和3)年ですが、
国際結婚件数は、16,496件、日本人男性は9,814件、日本人女性は6,682件
ちなみに、
2020(令和2)年は、
国際結婚件数は、15,452件、日本人男性は9,229件、日本人女性は6,223件
2021(令和1)年ですが、
国際結婚件数は、21,919件、日本人男性は14,911件、日本人女性は7,008件
2018(平成30)年は、
国際結婚件数は、21,852件、日本人男性は15,060件、日本人女性は6,792件
2017(平成29)年ですが、
国際結婚件数は、21,464件、日本人男性は14,799件、日本人女性は6,665件
国際結婚件数は、2021(令和3)年、2022(令和4)年は、増加しています。
2020(令和2)年ですが、新型コロナウィルス感染症の影響で、
特に日本人男性においては、渡航自粛や渡航禁止のために相手国に渡航ができず、
当地での結婚手続きができないこともあり、減少しました。
それに比べて、2021(令和3)年、2022(令和4)年は、日本や諸外国の渡航自粛が
少しずつに緩和されたせいか、増加傾向にありました。
が、2019(令和1)年の件数に戻っていないです。
女性の国際結婚件数は、6,000件台と安定していますが、
日本人男性と外国人女性に比べて、
女性の結婚相手である外国人男性は、日本に住んでいる人が多かったから、
女性が結婚相手である外国人男性の国・地域に住んでいる人が多かったから、
と推測できますが、いかがでしょう。
ちなみに、日本人同士の結婚件数は、
2017年は585,488件、2018年は564,629件、
2019年は577,088件、2020年は510,055件、
2021年は 501,138件 2022年は 504,930件。
それで、
2022(令和4)年の日本人男性の国際結婚の相手方の上位3ヶ国ですが、
中国が2,937件、フィリピンが2,355件、韓国・朝鮮が1,224件です。
2021(令和3)年ですが、
中国が3,072件、フィリピンが1,780件、韓国・朝鮮が1,284件です。
2020(令和2)年ですが、
中国が2,393件、フィリピンが1,955件、韓国・朝鮮が1,300件です。
2019(令和1)年ですが、
中国が4,723件、フィリピンが3,666件、韓国・朝鮮が1,678件です。
上位の3か国は変わりません。
(ちなみに、4位も変わらず、タイ王国です)
フィリピン人との国際結婚件数の増加が大きいことがわかります。
渡航できるようになったから、と推測できます。
2022(令和4)年の日本人女性の国際結婚の相手方の上位3ヶ国ですが、
韓国・朝鮮が1,551件、米国が1,139件、中国が934件、です。
2021(令和3)年ですが、
韓国・朝鮮が1,561件、米国が1,049件、中国が903件、です。
2020(令和2)年ですが
韓国・朝鮮が1,575件、米国が1,025件、中国が629件、です。
2019(令和1)年ですが、
韓国・朝鮮が1,764件、米国が989件、中国が917件、です。
上位の3か国は変わりません。
(ちなみに、4位も変わらず、ブラジルです)
尚、参考までに、
2017(平成29)年の日本人男性の国際結婚の相手方の上位3ヶ国ですが、
中国が5,121件、フィリピンが3,630件、韓国・朝鮮が1,836件です。
2018(平成30)年ですが、
中国が5,030件、フィリピンが3,676件、韓国・朝鮮が1,779件です。
2017(平成29)年の日本人女性の国際結婚の相手方の上位3ヶ国ですが、
韓国・朝鮮が1,690件、米国が1,074件、中国が812件、です。
2018(平成30)年ですが
韓国・朝鮮が1,641件、米国が1,061件、中国が847件、です。
こちらも上位3ヶ国は、不思議なことに変わらないです。
(ちなみに、4位も変わらず、タイとブラジルです)
尚、ピークである2006(平成18)年は、
国際結婚件数は44,701件、日本人男性は35,993件、日本人女性は8,708件
国際結婚件数の上位3ヶ国は?ですが、
日本人男性の場合(35,993件)
フィリピンが12,150件、中国が12,131件、韓国・朝鮮が6,041件
日本人女性の場合(8,708件)
韓国・朝鮮が2,335件、米国が1,474件、中国が1,084件
です。
ちなみに4位は、日本人男性はタイ王国、日本人女性は英国です。
B 日本女性と韓国男性に結婚熱
話は少し変わりますが、
日本経済新聞に、日本人男性にとってショッキングな記事が掲載されました。
「日本女性X韓国男性」に結婚熱
のタイトルで、
日本人女性と韓国人男性の結婚が増えていて、
日本人女性を引き寄せる要因として、
韓国の経済力、K-POPアイドルなどの韓流文化。
日韓カップルの日常をつづるSNS投稿があふれ、
専用の結婚相談所も登場、
「韓流文化で接近が距離を縮める、ネットで出会いやすく」とのことです。
韓国統計庁によると
2024年は
韓国人男性と日本人女性の結婚件数は、1,176件
韓国人女性と日本人男性の結婚件数は、147件
なので、数字に裏付けられているとのことです。
お互いに、一般的にどのようなイメージを持っているか?も分析していて、
韓国人男性⇒日本人女性のイメージ
リアクションが大きい
経済観念が高い
優しい
献身的、家庭的
おとなしい
日本人女性⇒韓国人男性のイメージ
愛情表現がストレート
連絡がマメ
優しい
サプライズ演出が得意
家族を大切にする
としています。
イメージ、といようり、こうあってほしい、なのかもしれませんが。
韓国人男性と日本人女性のカップルをテーマにしたドラマや映画も多いようなので、
日本人女性が、韓国や韓国人男性の憧れる、
良いイメージを持つことが多いのかもしれません。
また、日本人女性の場合、韓国への移住を伴うことが多いらしく、
もし、ご夫婦の間に子どもが授かれば、韓国で育てるでしょうから、
日本政府としては、日本国内の子どもの数が増えないので、残念かもしれません。
個人的には、韓国統計庁の数字で
2024年は
韓国人男性と日本人女性の結婚件数は、1,176件
韓国人女性と日本人男性の結婚件数は、147件
ですが、
この数字は本当?と感じました。
2024年の日本側の統計が発表されていないようですが
過去の日本の発表では
日本人と韓国・朝鮮籍の人との婚姻件数
日本人男性 日本人女性
と韓国・朝鮮籍女性 と韓国・朝鮮籍男性
2019年 は 1,678件 1,764件
2020年 は 1,300件 1,575件
2021年 は 1,284件 1,561件
2022年 は 1,224件 1,551件
です。
日本人男性と韓国女性の韓国側の結婚件数の統計が、
2024年は147件とあり、2年間でこんなに激減するかな、
と思う反面、実際に少ないのかな。
もしかしたら、
日本人男性と朝鮮籍女性の結婚は多いが、
日本人男性と、
・日本で生まれ育った韓国人女性
・韓国で生まれ、日本留学後、日本で働いているなど日本に住んでいる韓国人女性
・韓国に住んでいる韓国人女性
は結婚することが少なく、
仮に結婚手続きをした場合でも、
韓国人女性は韓国側に届けていないのでは?
その数字が反映されていないのではないか?
とも推測しますがどうでしょうか。
でも、韓国側の届出だけの数字であったとしても、
韓国人男性と日本人女性の韓国での結婚件数は、1,176件
韓国人女性と日本人男性の韓国での結婚件数は、147件
は、ショッキングな数字ではありますね。
これについては、
日本側の令和6(2024)年の人口動態統計の概況をみなければ、と思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
このメルマガも、平成14年(2002年)の10月から発行していて、
何気に、24年目に入りましたので、今後も引き続きよろしくお願いします。
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