平成30年(2018年)における留学生等の日本企業等への就職、メルマガ第186回、2020.2.1発行
メルマガ第175回
平成29年における留学生等の日本企業等への就職 2019.2.1発行
<平成14年(2002年)10月創刊>
行政書士の折本徹と申します。
遅くなりましたが、本年も、よろしくお願いいたします。
2月になってしまいましたが、今年の予定は立てられましたか?
予定を立てた人も、なるようにしかならない、
と考えている人も、本年も、お付き合いくださいますよう、
お願いいたします。
今年も、時期に関係なく(古くても)、新聞・雑誌・書籍に掲載された、
外国人にまつわる内容で、興味深い記事を紹介・簡単なコメントや、
このメルマガは、平成14年(2002年)の10月から発行しているので、
過去と現在は、どのように違ってきているのか、の視点で書きたい、
とも考えています。
平成29年における留学生等の日本企業等への就職が発表されています。
「留学」「特定活動(継続就職活動中の者、就職内定者等)」の在留資格を
得ている外国人が、日本国内の会社に就職する目的で、
在留資格変更申請の処分件数は、27,926人
そのうち、許可した件数は、22,419人
許可率は、80.3%です。
ちなみに、平成28年は、
在留資格変更申請の処分件数は、21,898人
そのうち、許可した件数は、19,435人
許可率は、88.8%です。
国別での上位国
中華人民共和国 10,326人
ベトナム 4,633人
ネパール2,026人
韓国 1,487人
台湾 810人
以下、インドネシア(253人)・スリランカ(242人)・タイ(239人) と続きます。
在留資格別では、 技術・人文知識・国際業務 20,486人
就職先の業種
非製造業全体で、 24,418人
上位3分野
内 商業貿易分野 2,869人
内 コンピューター関連分野 2,335人
内 飲食業分野 1,553人
以下、「教育分野」(1,498人)「ホテル・旅館分野」(1,157人)と続き、
人手不足と言われる業界に就職しています。
(申請書の複数項目のチェックなので、重複計上しているため、
許可数と一致しないです)
製造業全体で、5,720人
上位3分野
内 一般機械分野 926人
内 電機分野 920人
内 食品分野 799人
(申請書の複数項目のチェックなので、重複計上しているため、
許可数と一致しないです)
就職先での職務内容
上位3種
通訳・翻訳 8,715人
販売・営業 5,172人
海外業務 3,479人
(申請書の複数項目のチェックなので、重複計上しているため、
許可数と一致しないです)
月額報酬
20万-25万円未満 10,613人
20万円未満 7,766人
25万-30万円未満 2,298人
就職先の資本金
3,000万円以下 11,541人
内、5百万円以上1千万円以下 4,282人
全体で22,419人なので、中小企業・中堅企業に就職していることがわかります。
就職先の社員数
100人未満 10,356人
内、50人未満 8,275人
全体で、22,419人なので、中小企業・中堅企業に就職していることがわかります。
最終学歴
大学卒 10,196人
大学院で
修士号又は博士号を授与 5,477人
専修学校 4,869人
大学、大学院、専修学校別での就活していた人数がわかりませんが、
大学卒、大学院卒が有利であることが推測されます。
申請し許可や不許可の処分をされた件数は27,926人ですが、
大学4年生、専門学校2年生、大学院生、日本語学校生徒で、
就職活動した留学生の全体数ではないと思いますし、実際はもっと多いでしょう。
日本での就職を諦めてしまった人、
最初から諦めていた人、途中で諦めた人は、
かなりの人数だと思いますが、
ただ、中小企業や中堅企業で採用された人数が前年より増加している感じなので、
良い傾向だと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
このメルマガも、平成14年(2002年)の10月から発行していて、
何気に、15年目に入りましたので、今後も引き続きよろしくお願いします。
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