メルマガ第120回、2014.3.1発行、外国人パテシィエは日本で仕事できるの?
メルマガ第155回
在留外国人の人数・統計より 2017.5.1発行
行政書士の折本徹と申します。
いよいよ、5月に入りました。
風薫る五月の時期になりました。
一年の中で、活動が一番しやすい時期だと思います。
外出するときは、くれぐれも事故を起こさないように行動してください。
今年も、時期に関係なく(古くても)、新聞・雑誌・書籍に掲載された、
外国人にまつわる内容で、興味深い記事を紹介・簡単なコメントや、
このメルマガは、平成14年(2002年)の10月から発行しているので、
過去と現在は、どのように違ってきているのか、の視点で書きたい、
とも考えています。
ゴールデンウィークに入っている読者様もいると思うので、
肩の凝らないような話題にします。
4月15日の日本経済新聞に、総務省が集計した
2016(平成28)年10月時点での外国人の統計が掲載されていました。
「2015(平成25)年10月から2016(平成28)年9月に、
日本に3ヶ月を超えて滞在した外国人は、約240万人に達した。
外国人の入国者数から出国者数を差し引いた「純流入」が13万6千人になり、
2015(平成25)年の実績を4割上回る。
又、厚生労働省の把握している情報として、
外国人労働者数は2016(平成28)年10月末時点で、108万人となり、
初めて100万人の大台を突破した。」
では、どこの国の人たちがどれだけ増えたのか?ですが、
2012(平成24)年末と比較した法務省入国管理局が公表している情報を掲載します。
在留外国人数
2016(平成28)年末 2,382,822人
2012(平成24)年末 2,033,656人
約35万人の増加です。
どこの国の人が増えているのでしょうか?
中国でしょうか?フィリピンでしょうか?
在留中国人数
2016(平成28)年末 665,847人
2012(平成24)年末 652,595人
約1万3千人の増加で、意外に増えていないことがわかります。
ただ、中国の人たちは、他の国の人よりも、帰化/日本国籍者になる傾向が強いため、
その分、在留中国人数は減りますので、実際の数は、多いかもしれません。
在留フィリピン人数
2016(平成28)年末 229,595人
2012(平成24)年末 202,985人
約2万6千人の増加で、堅調に増えていることがわかります。
年間ベースの日本人との結婚件数は減少していますが、
日本に住んでいるフィリピン人は、再婚相手や結婚相手にフィリピン人を選ぶ傾向があり、
その結婚相手の入国や、働く在留資格を得ての入国が増えていると推測しています。
在留タイ人
2016(平成28)年末 47,647人
2012(平成24)年末 40,133人
約7千人の増加で、堅調に増えています。
在留ベトナム人数
2016(平成28)年末 146,956人
2012(平成24)年末 52,367人
予想通りなのですが、約9万4千人の増加数と約3倍の増加率です。
在留ネパール人
2016(平成28)年末 54,775人
2012(平成24)年末 24,071人
約3万人の増加で、4年で倍増です。
ベトナム、ネパールとも留学生として、入国している人が多いのですが、
最近は、中国やスリランカを含めて、問題行動があるので、
要注意になっているらしいです。
しかし、留学生30万人計画もありますし、技能実習生も大幅に減少することは
考えられないので、今後も、順調に伸びるかもしれません。
尚、ブラジルやペルーのように減少している国もあります。
次回も、入国管理局が公表している情報を基に、
在留している外国人の何の活動が増えているのか?を見てみたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
このメルマガも、平成14年(2002年)の10月から発行していて、
何気に、15年目に入りましたので、今後も引き続きよろしくお願いします。
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VISA・在留資格研究会
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