外国籍の子どもと高等教育(大学等)の就学支援制度、メルマガ第204回、2021.9.1発行
行政書士が綴る国際結婚「フィリピ―ナに恋して」第143回
フィリピンの介護労働者2016.4.1発行
行政書士の折本徹と申します。
4月になりました。3月は、寒い日と比較的暖かい日が交互に訪れましたが、
桜は順調に開花しているようです。
花見をして風邪をひかぬようにしてください。
今年も、時期に関係なく(古くても)、新聞・雑誌・書籍に掲載された、
外国人にまつわる内容で、興味深い記事を紹介・簡単なコメントや、
このメルマガは、平成14年(2002年)の10月から発行しているので、
過去と現在は、どのように違ってきているのか、の視点で書きたい、
とも考えています。
今回も、フィリピンの海外労働者関係ですので、お付き合いください。
昨年は、在留資格「介護」を加える、法改正の審議予定でしたが、継続審議となり、
今国会で、法律改正の審議をすることになっているようです。
(前半は予算、後半はTPP関連法案が重点らしいので、どうなるか。。。)
介護をする外国人はどこの国の人達?になると、フィリピン人が挙がります。
フィリピンは、そんなに介護労働者が外国に行っているの?と疑問を持つ人もいる、
と思います。
独立行政法人 労働政策研究・研修機構の調査によると、
フィリピンは、介護労働者の最大の輸出国と知られ、1993年から2009年まで、
合計で約145,000人のフィリピン人介護労働者が、外国に移住しているようです。
移住国は、湾岸のアラブ諸国、英国、米国、カナダ、西欧諸国のようです。
誰でも、と言うわけではなく、キチンと職業訓練を受けていて、
少し古いですが、2004年は、
350の介護学校で約10,000人の介護労働者が修了資格を取得し、
同年は、約8,600人の介護労働者が外国に移住したそうです。
職業訓練を受けた人達の中には、医師、教師、弁護士も含まれているようで、
フィリピン政府も支援しており、国ぐるみのようです。
個人としては、介護学校に通うのは、本人や本人の両親の経済負担のみならず、
親族からも経済援助してもらっているので、海外で職を得たら、仕送りする、
という流れになるのでしょう。
尚、日本に住んでいるフィリピンの人の話によると、EPAの対象ではなく、
将来、技能実習制度で介護が加わることを見据えて、
新たに、日本向けの介護学校も増えているとのことです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
このメルマガも、平成14年(2002年)の10月から発行していて、
何気に、14年目に入りましたので、今後も引き続きよろしくお願いします。
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VISA・在留資格研究会
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