上陸拒否国の解除が始まる、メルマガ第191回、2020年7月1日発行
メルマガ第139回
2013(平成25)年の父母の国籍別の出生数 2015.11.1発行
行政書士の折本徹と申します。
11月になりました。
暦の上での霜降の日もすぎ、朝晩は寒い日もありますね。
でも、まだ昼間は暖かいですし、紅葉の季節でもありますので、大事に過ごしたいですね。
今年も、時期に関係なく(古くても)、新聞・雑誌・書籍に掲載された、
外国人にまつわる内容で、興味深い記事を紹介・簡単なコメントや、
このメルマガは、平成14年(2002年)の10月から発行しているので、
過去と現在は、どのように違ってきているのか、の視点で書きたい、
とも考えています。
第136回で、年次別の国際結婚の件数の話をしました。
国際結婚をすれば、二人の間に、めでたく、お子様が授かることがあります。
今回は、父母の国籍別にみた年次別出生数です。
父母の国籍が違う子供は、何人ぐらい生まれているのか?
を、ご紹介いたします。
ちなみに、昨年は、2012(平成24)年の統計を紹介しました。
今号は、2013(平成25)年です。
出展は、厚生労働省の「平成25年人口動態統計の概況」で、
2013(平成25)年の統計です(尚、()内は、2012(平成24)年の統計です)。
全体の出生数は、 1,029,816人(1,037,231人)
父と母の一方が外国籍 19,532人(20,536人)
内、
父が日本・母が外国籍 10,019人(10,825人)
母が日本・父が外国籍 9,513人(9,711人)
です。
ここ数年は、概ね20,000人ぐらいで推移しており、
父が日本・母が外国籍は、概ね10,000人強。
母が日本・父が外国籍は、概ね10,000人弱。
続いて、2013(平成25年)年の国別です。
父が日本・母が外国籍での上位4ヶ国・地域は
中国が3,872人(4,041人)。フィリピンが2,138人(2,474人)。
韓国・朝鮮が1,850人(2,057人)。タイが346人(325人)。
母が日本・父が外国籍での上位4ヶ国・地域は、
韓国・朝鮮が2,384人(2,467人)。米国が1,583人(1,618人)。
中国が1,223人(1,316人)。英国が470人(473人)。
実は、婚姻件数も同じなのですが、おそらく、
日本国籍に帰化した人や取得した人は、日本国籍でカウントされていると推測しています。
要するに、「日本に帰化した日本国籍の人」と「夫・妻の帰化する前の国籍の人」の婚姻なのですが、
その2人を父母に持つ出生も、夫婦の一方や、父母の一方を日本国籍者としてカウントされている可能性がある、
ということです。
例えば、中国から帰化した日本国籍者と中国国籍者の婚姻、
ブラジルから帰化した日本国籍者とブラジル国籍者を父母に持つ子供。
他にも、日本人の父が認知していない子供もいますが、その子供は外国籍になります。
それも考慮して、この数字を捉えてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
このメルマガも、平成14年(2002年)の10月から発行していて、
何気に、13年目に入りましたので、今後も引き続きよろしくお願いします。
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