平成30年(2018年)における留学生等の日本企業等への就職、メルマガ第186回、2020.2.1発行
行政書士が綴る国際結婚「フィリピーナに恋して」第109回
新聞等に掲載された外国人にまつわる記事の話 2013.3.1発行
行政書士の折本徹です。
3月になりましたが、まだ少し寒い日もありそうです。
花粉症の症状も出てきた人もいる、と思います。
体調面に気をつけてお過ごしください。
今年は、時期に関係なく(古くても)、新聞・雑誌・書籍に掲載された、
外国人にまつわる内容で、興味深い記事を紹介し、
簡単にコメントしよう、
と考えています。
1月31日付の日本経済新聞の「ネット人類未来」という特集で、
日本に住んでいるフィリピン女性が、スマートフォンを使い、
フィリピンに住んでいる家族に送金した、という話が掲載されていました。
・フィリピンに住んでいる家族は、
メールで届いた「送金番号」と身分証明書を、質屋の窓口に提示し、
お金を受け取った
・使用したのは、ソフトバンクの子会社が運営している国際送金サービスで、
お金は、コンビニから専用の「口座」に入れておき、銀行の必要は無い
・英ボーダフォンの子会社の「M-PESA」は、1,600万人の利用者を抱え、
インターネット上を行きかうお金は、月850億円
・世界銀行によれば、途上国の労働者による送金は、
国をまたぐものだけで、年間4千億ドル
・途上国では、富裕層でないと銀行口座が開きにくく、スマートフォンが
口座の代わりになることで、送金が誰でも可能になる
とのことです。
この記事は、本来は、ITの利便性の話です。
この記事を取り上げたのは、
入国管理局の申請手続きで、送金していることを証明する書類を、
提出した方が良いケースがあるからです。
利用できる状況・環境にあり、
前述の会社が、送金証明書類を発行するのであれば、
利用するのも良いかも、です。
違法に海外に送金していると、なかなか送金していることを証明できず、
苦慮することがあります。
例えば、日本人男性と結婚したフィリピン女性で、フィリピンに子供がいて、
その子供を、日本に呼んで、一緒に住みたい場合、申請するときに、
子供を扶養している証明を求められることがあります。
フィリピンで育てているので、定期的に送金をしていますが、
銀行を通さず送金しているので、証明できないことがあります。
前述のソフトバンクの子会社と英ボーダフォンの子会社のシステムは、
記事だけだと詳細がわからないのですが、適法かつ証明書が発行、
であれば、扶養している証明の一助にはなりますよね。
念のためにお断りしておきますが、
前述の会社から、お金をもらって掲載しているわけではありませんし、
使用するのであれば、直接、問い合わせしてくださること、
ご了承ください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
引き続き、登録を継続していただければ、嬉しく思います。
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何気に、11年目に入りましたので、今後も引き続きよろしくお願いします。
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