マンション投資にサラリーマンが向いている理由
こんにちは。
和不動産の仲宗根です。
本日のテーマは【マンション投資、購入した会社が倒産したらどうなる？】という内容で書き進めて参ります。
最近、ソーシャルレンディングの会社が倒産したというニュースが発表されました。
関連会社3社ともに自己破産を申請し、負債は3社合計で債権者約3800名に対し、約112億円の見込みだそうです。平均すると、1人当たり約300万円という金額になりますが、この資金を取り返すことは難しいでしょう。
投資をする際は、そのようなリスクがあることを忘れずにいることが重要です。
こうした話は、今回に限ったことではありません。その他にも、投資で失敗したという話は山ほどあります。もちろん不動産投資でも、失敗している人はいます。
私も仕事柄、失敗談はよく聞きますが、失敗する人には『特徴がある』ことが分かりました。
それは、どのように収益が出ているか、仕組みがよくわからずに投資をしていることです。
不動産投資の場合、収益モデルはシンプルです。マンションをローンで購入し、ローンの支払いと毎月の管理費・修繕積立金等の支払いに対して、家賃が上回れば収益が出て、下回れば損失が出るというシステムになります。
今回取り上げたソーシャルレンディングは、銀行などの金融機関が融資しない案件に、投資家を募って資金を集める投資です。利回りは高いのですが、金融機関が融資しない案件ということは、「万が一」の状況が起こり得るリスクが高いということになりますので、ひとつの注意点として覚えておくべきでしょう。
しかし、これが、いざ自分が投資するとなると不都合な部分が見えなくなり、収益ばかりに目が行く人が多い傾向が見受けられます。冷静に考え、きちんと確認すればわかることも、目先の数字にとらわれ過ぎて見えなくなる、これが失敗の原因です。そして、失敗したら（今回の場合は会社が倒産してしまった訳ですが）、どうなるのかを理解していない人も多くいます。
今、世間はコロナウイルスの影響で、多くの企業が危機に瀕しています。もちろん、不動産会社が倒産することもあります。そんな時、不動産という資産を持ち運用するオーナー様にはどんな影響があるのか考えてみましょう。
所有物件を管理している会社が倒産したら…
◆購入した不動産業者が倒産してしまったケース
これについては、物件の引渡し（決済）が終わっていれば、その不動産業者と契約を結んでいるわけではありませんので、特に影響はありません。所有権は、オーナー様に移っているわけですから、販売した会社が潰れても関係ないのです。売主による瑕疵担保責任はなくなりますが、中古のワンルームの場合、築年数分、建物は立っているため、瑕疵の可能性は低くなります。そういった安心材料が、不動産にはあるのです。
◆賃貸管理をしている会社が倒産してしまったケース
問題はこちらです。結論から言いますと、賃貸管理会社が倒産したら、次の賃貸管理会社を見つければ問題なくマンション投資を続けられます。しかし、敷金や、滞納されていた数か月分の家賃が回収できないという事例が多いようです。それが、マンション投資のリスクです。
マンション投資は、現物のワンルームマンションに投資しているわけですから、ワンルームマンションがなくならない限り、収益はなくなりません（入居者がいる前提ですが）。マンションのメリットは、火災に強いところです。アパートのように、火災で建物がなくなってしまうこともありません。
そして、ワンルームマンションは不動産です。不動産の特徴は、動かないこと。ワンルームマンションを含む不動産投資は、他の投資に比べると価格が高く、始めるにあたっては少しハードルが高いかもしれませんが、動産である現金や株券のように盗まれる心配もなければ、会社が倒産して、株券や債券が紙切れになることもありません。
投資商品にはそれぞれ、メリットもリスクもあります。例えば、株式投資は、比較的少ない資金で始められるというメリットがありますが、株価の下落や、本ページでお伝えしたように、会社が倒産してしまい、資金を取り返せなくなってしまうなどのリスクがあります。マンション投資は、毎月家賃が入ってくるため安定した収入が得られるメリットがありますが、空室などにより突然収入が途絶えてローンの返済ができなくなってしまうなどのリスクがあります。
このような環境下ですから、個人的な生活の保障として投資を始める方が増えるはずです。そして、知識がないために失敗する人も増えるでしょう。そんな時に重要なのは、どう対処するかなのです。今しかできない投資家としての活動もあるはず。こうなってしまったのは、誰のせいでもありません。仕方がないことなのです。この時代に生まれたことを恨んでも意味がありません。今、この環境で学べることをしっかり学んで、今後の投資活動に活かすことを考えてみて下さい。それが、今できることではないでしょうか。
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今回のコラムは、ここまでです。最後までお付き合い頂きましてありがとうございます。次回のコラムもお楽しみに！
和不動産 仲宗根和徳
