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今回のテーマは、一棟物件と区分マンションの違いについて解説いたします。
不動産で資産運用を行う際によく迷う選択肢の一つとして「一棟物件」か「区分マンション」か、があると思います。目標や目的によって変わってきますので、一概にどちらが良いとは言えませんが、簡単にその違いをお話しさせて頂けたらと思います。
一棟物件のオーナー業は片手間ではできない
結論から申し上げますと、リスクを取って「早期リタイアを目指した不動産投資」を行おうと思っている人には、不動産業者並みの知識が必要になります。さらに、トラブルに対していちいち業者に依頼していたらその分収益が上がらないので、不動産業者やリフォーム業者・銀行などの協力業者と直接やりとりを行っていくスキルも要求されます。
収益にこだわるということは、コストを徹底的にカットしなければなりません。そして、さらに物件が抱えている問題を改善して収益を上げる必要があり、リフォーム業者との打ち合わせや銀行との交渉、コストカットの方法を学ぶため、土日などの休日は毎週セミナー参加の生活を送っていることが多いようです。ここまでくると、もはや会社を起業するぐらいの手間と労力がかかるため、ある程度時間を犠牲にする覚悟をしなければなりません。
そのため、一棟物件オーナーの負担は、半端なものではありません。サラリーマンを続けながらやっていくのは、正直難しいと思います。不動産投資を行い早期リタイアしている人も当然いますが、これは不動産業者に転職すると考える方が適切な表現方法ではないでしょうか。それぐらいの努力と覚悟が要求されます。
実際に一棟マンションやアパートを所有しているオーナーの話では、管理物件の数が多くなるにつれて業者からの連絡が頻繁になり、サラリーマンの仕事に支障が出るレベルだそうです。そういったケースの場合、だいたい賃貸の解約や設備の故障などネガティブな知らせがほとんどとのことで、こういったトラブルを的確に対処する力が求められています。
サラリーマンでも出来るワンルームマンション経営
一方、都心の築浅中古ワンルームマンションであればすぐに入居者が決まる上に退去も少なく、安心して管理を任せられます。
オーナー様からも「手間がかからないので、サラリーマンを続けながらできる」と、お褒めの言葉を頂いております。このように所有している物件の種類で、手間も変わります。不労所得は欲しいけれど、手間ひまがかかる不動産投資は気が進まないと思っている人も多いのではないでしょうか。
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都心の築浅中古ワンルームマンション経営は「本当に手間がかからない」と、オーナー様がよくおっしゃっています。なぜなら、東京都心で行うマンション経営は空室になることも少ないため、業者が介入する機会がほとんどなく、業者に任せていてもコストはさほどかかりません。
したがって、サラリーマンを続けながら、しっかり休日は謳歌できる不動産投資になります。実際に、不動産投資で早期リタイアを実現されている人もいますので、一棟マンションを活用した不動産投資を否定するつもりはありません。それはそれでご自身に合うのであれば良いことだと思います。
しかし、不動産投資について一定レベルの知識がない人が先に挙げたようなリスクのある不動産投資を行うことに関しては、警鐘を鳴らしたいと思います。
なぜなら、自分の目的に合わせた方法で不動産投資を始めなかったが故に、後悔している人が非常に多いからです。これは、不動産投資に限ったことではありません。目的を持って自分ができる範囲で運用を行うことが、資産運用を失敗させない一番の方法であると言えるのではないでしょうか。
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