不動産投資の追い風「ワンルームマンション規制」
今回のテーマは、【不動産投資を成功に導く「貯金力」を身につけるためには目標設定を明確に】です。今回は,資産運用の基本である貯金力と不動産投資の関係性について書きすすめて参ります。
本日テーマは、【不動産投資を成功に導く貯金する力を身につけるための目標設定】です。
年金制度は崩壊へのカウントダウンが開始
少子高齢化による公的年金の支給開始年齢の引き上げ、支給額の減額が大きな社会問題となっています。また日本人の2014年の平均寿命は女性が86.83歳、男性が80.50歳。医療技術の進歩や健康志向の高まりに伴って今後、さらに伸びていくことが予想されています。
そんななか、仕事をリタイアしてから余裕を持って暮らしていくためには、いくら必要になるのか?概算で構いませんので、金額を算出してみることをおすすめします。その金額が、あなたの資産運用の、さしあたっての目安と目標になります。
目標が決まったら、さっそく資産運用にとりかかりましょう。早く始めるに越したことはありません。なぜなら早く始めればその分の時間を味方につけることができるからです。不動産投資に大切なのは、実はスピード。目標の年齢までに、必要となる老後の資金を貯めないと意味がありません。
たとえば、ビル・ゲイツやイーロン・マスクのようなエグゼクティブなら、100万円くらいあっという間に稼ぎ出してしまうでしょう。しかし普通のサラリーマン、社会人の場合、100万円を用意するには半年、1年、2年とかかります。この、資金として自由になるお金を準備するスピードを最大限にアップすることが、成功に導く秘訣と言えます。資金力をつけるための"貯める力"です。私はこれを「貯金力」と呼んでいます。
不動産投資は10万円からでもスタートはできます。しかし、ローンを組むためにはある程度の資金があった方が有利であることは間違いありません。今回は、貯金を増やすスピードをアップさせなくてはいけない理由と、不動産投資をいち早く始め成功に導くための「貯金力」のつけ方をご紹介します。
貯金を増やすスピードをアップさせなくてはならない理由
貯金力をつけるというのは、単純に貯金を増やせばいいというわけではありません。コツコツと地道に貯金を増やしていくことももちろん重要ではありますが、より不動産投資を成功に導くには、貯金を増やすスピードを「最大限に」アップすることです。
ではなぜ、貯金を増やすスピードをアップすることが重要なのでしょう?実は貯金には大きな問題点があります。それは金利とインフレ率です。現在、銀行の普通預金の金利は0.025%程度です。普通預金に100万円を預けても、年に250円しか利子がつきません(逆に言えば、国の低金利政策のおかげで、不動産投資ローンもこれまでにない低い金利に抑えられています。つまり、借りた方がトクというわけです)。
一方、現在、政府と日銀が掲げているインフレ率は、年2%。これは国策なので、国として実現しないわけにはいきません。そこで、年に2%ずつ物価が上昇するようにいろいろと動いているわけです。となりますと、今年100万円で買えたものが、翌年には102万円出さなければ買えなくなります。額面はそのままに、お金の価値がじりじりと下がっていく。だからこそ貯金は時間をかけてコツコツと増やすよりも最大限のスピードで貯め、なおかつ有効活用していくことが重要なのです。
銀行の金利がインフレ率を上回っていれば、預けっぱなしでも問題はありません。ところが、インフレ率にまったく及びませんので、貯金したお金の価値は減る一方です。ましてや利子がつかないタンス貯金にいたっては、言わずもがなです。そこで必要なのは、一所懸命に貯めた大切な資金を、できるだけ少ないリスクで有効活用できる投資先を見つけることです。そしてその最有力候補が「成功に導く不動産投資」なのです。
頭金10万円からでも不動産投資は始められる
不動産投資は、頭金10万円プラス諸費用からスタートできます。「ある程度資金が貯まったらやります」と言う人が多いのですが、結論から言わせてもらえれば、少ない金額からでも、成功に導くためにはとにかく早く始めるべきです。
「頭金が多ければ多いほど、その後の支払が楽になるから」が、"ある程度の資金が貯まってからやりたい人"の主旨だと思います。しかし、300万円貯めようが、500万円貯めようが、どのみちローンを利用することに変わりはありません。早く始めることで、ローンの元本も減り始めます。その上、家賃という収入が入るメリットもあります。つまり超低金利で借り入れができる現在、早いうちに長めのローンを組んでしまったほうが、返済は楽で、結果的にお得になり、成功に導くということです。
頭金の件も含めて、早く始めたほうがいいのには、もうひとつ理由があります。それは、「繰り上げ返済が可能」になるからです。ほとんどの場合、毎月の家賃収入でローンの支払いはまかなえ、浮いた分の家賃が手元に残り収入となります。すると、毎月、節約して浮いたお金を貯めることができます。頭金を作る場合と同じです。
そして、貯まったお金プラス不動産投資の収入をローンの繰り上げ返済に充当します。結果としてローンの完済が早まりますので、物件を"自分のもの"にできるスピードもアップします。"貯めてから買う"より、"買ってから貯める"ほうが効率よく成功に導くことが出来るというわけです。
30歳、貯金額300万円が始め時!
不動産投資は「思いたったら吉日」思い立つことが成功へ導くと言うのが私の持論ですが、あえて不動産投資を始める目安を申し上げるなら、"30歳"。その理由は、「30歳なら300万円くらいの貯金はあるであろう」ということです。つまりポイントは年齢ではなく、貯金額にあります。
と申し上げると「あれ?頭金10万円からスタートできるんじゃなかったの?」と首をかしげる方もいらっしゃるかもしれません。確かに頭金10万円からでもスタートはできます。ただし、ローンを組まなければなりません。銀行のローンの審査をパスするには、あなたに"信用"が必要です。銀行はあなたの信用度を、勤めている会社の規模や内容、勤続年数や年収などから判断します。
その際、年相応の金額の貯金(=300万円ほど)があれば、有利にことが運びます。なぜなら、貸した後も貯金があれば安心して貸せるからです。銀行からお金を借りやすくするために、「ある程度まとまった金額の貯金はあったほうがいい」と言えるでしょう。
口座は分ければ貯金力が上がる
これまで1,000人以上の方とお会いしてきて、貯金がある人とない人の傾向が分かってきました。まず、財形貯蓄などをやっている人はお金が貯まっています。考えてみれば、「飲み会があるから、財形貯蓄使っちゃおう」などという人は聞いたことがありません。
給料から天引きされて、いつしかそれも忘れてしまい、ある日「そういえばこんな貯蓄、やってたな」と気づくような状態にしておくと、お金が貯まっていきます。
不動産のオーナー様、大家様も貯金力が高い人が少なくありません。なぜ、お金が貯まるのかというと、通帳を分けているからです。普段の生活、いわゆる”家計”で使う口座と、家賃用の口座を分けている人がほとんどです。
家計の口座のキャッシュカードは財布に入れていても、家賃用の口座のものは持ち歩きません、そうすると、家賃用の口座には、勝手にどんどん家賃が貯まっていきます。不動産投資のオーナー様の貯金力が高い理由はここにあります。
不動産投資を成功に導くための入り口として、まずは300万円という目標額を明確にして貯金力を蓄える。
貯金力をつけるには、目標設定を明確にする必要があります。上述したようにまずは300万円を貯めるという目標を設定しましょう。そしてそれをできる限り早く達成するには、現在のお金の環境を変えなくてはいけません。
まずは家計用の口座の他に、貯金用の口座を作ります。その口座に、定期的かつ自動的に一定額を入金できるようにしてください。そして、貯金用口座のキャッシュカードを裁断します。
キャッシュカードがなくなれば、お金をおろすために銀行の営業時間内に通帳と印鑑を持ってわざわざ足を運ばなくてはならなくなります。
どうしてもお金が貯まらないという方は、自分自身で面倒な状況を作り出してみてください。自然とお金は貯まっていくようになります。そして、多くの成功に導く力を持つオーナー様の仲間入りを果たしてください。
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和不動産 仲宗根和徳