【話すスピードで印象を変える】
披露宴の司会をして早21年目に突入しました。
日々幸せなカップルにお会いし結婚式の打ち合わせをしていますが
十年前と明らかに変わってきたことはお二人の出会い方。
職場の同僚、学生時代からの交際、友人の紹介、合コンなど。
こうしたことが一般的ですが、近年はそれに加え
『お見合い』『マッチングアプリ』
での出会いが増えました。
披露宴でお二人の馴れ初めを紹介する際に、ひと昔前は
『お見合い』『マッチングアプリ』で出会ったことは内緒にして欲しいという方が殆どでしたが
逆に今は普通に公表する方が殆どです。
それだけ、お見合いやマッチングアプリでの出会いも増えてきた証拠ですね。
誰かと会話しなくても情報が得られる時代になり
男女が出会うきっかけの場は多くなりましたが、
反対に【コミュニケーション力】が足りていない方々が増えています。
そこで今回は【お見合いでの会話の基本】について。
初対面の相手と何を話したらいいのか分からない・・・
お見合いをしてもなかなか成立まで至らない・・・
という方には是非とも参考にして頂きたい内容です。
言語の部分で第一印象を決めるのは先ず【挨拶】と【言葉遣い】です。
「こんにちは。○○です。今日はよろしくお願いします。」
最初に交わすこの言葉から既に相手には第一印象としてインプットされています。
この時点で印象が悪ければマイナスからのスタートとなり
プラスの印象に覆すことは難しくなります。
笑顔で、挨拶はハキハキと。
いきなり本題の理想の結婚観や家族構成など聴くのはNG。
お二人の心を開くためにアイスブレイクから入りましょう。
ここまでの交通手段やお天気・季節の話しなど。
軽く話せる話題からです。
最初のお見合いは大体1時間。
その中での会話は
・出身地
・仕事(勤務時間帯・面白いことや大変なこと、など)
・知人友人について(周りにどんな人がいるか)
・趣味.好きな事(どの程度の時間を使っているか.どんなふうに楽しんでいるか)
・休日の過ごし方
・理想の結婚観(結婚した後も仕事を続けるのか、子供について、相手が結婚後の生活をどのように想像しているか)
などが上げられますが
相手のプロフィールをしっかり読んで、共通点を探して4~5個の質問は用意しておきましょう。
共有する話は会話に花を咲かせやすいですし、好感度が上がります。
話す時には相手の目を見て、相槌ちを忘れずに!
そして、会話のポイントは2つ。
①【相手に共感して話を広げること】
「そうですね!」「それは素敵な事ですね」「それはいいですね」など
②【相手の言葉をキーワードにして話を広げる】
相手の言葉に一言共感する言葉を添えてから返す言葉のキャッチボール。
それなら、趣味が違っても、食の好みが違っても自分を認めてもらうと嬉しいものです。
会話・コミュニケーションの部分で
・会話が弾まない
・相手の話の腰を折る
・自分の話にすり替える(自慢話し、一方的に話している)
・相手の話に否定的・間違いを指摘
会話のキャッチボールが一方的になってしまうと
「私には合わない」理由の一つになってしまいます。
一つでも当てはまってしまうと交際に発展しないのは当然です。
お見合いは一生添い遂げる相手を決めることですので
コミュニケーションが上手くいかない相手とは残念ながら結婚後の共に歩む人生の選択肢は無いですよね。
最初のお見合いの場でのNGな話題は
・細かい個人情報(年収や親の職業)
・交際経験
・現在の婚活状況
特に男性に気を付けて欲しい事
<相手の容姿を褒める時>
「そのカバン、オシャレですね」「素敵な色の上着ですね。お似合いです」
なら許されますが、
「スタイルいいですね」「可愛いですね」「見た目がタイプです」
は【見た目・容姿だけで判断されている】と思われてしまうことも多々ありますので
気をつけましょう。
最後の挨拶も丁寧に!
「今日は楽しかったです」「ありがとうございます」
この時点であなたにその気がないのであれば思わせぶりな言葉で締めないでくださいね。
「また今度会えることを楽しみにしています」
「今度時間がある時にはお気に入りのカフェにご案内します」
など。
相手に悪い印象を与えないようにと言ってしまいがちですが
その気がないのであれば、あやふやにいいフリして終わらない事も
お見合いでは相手に対する礼儀です。
次のデートに誘いたいなら
食の好みの会話をしておくと話し下手な方でも話しやすいですし
次のデートに誘う時に「今度はあなたの好きな和食のお店を探しておきますね」など
きっかけにできますよ。
楽しく会話をして相手との距離を縮めていきましょう。
特にお見合いの場は一生のパートナーを見極める場ですのでコミュニケーションは重要です!