採用面接のときに注意すべき不適切な質問
採用とは「働きたい」という人材と「働いてほしい」という企業のマッチングです。
しかし、現状ではあまりに人手が足りずに、多くの企業の採用担当者が、とにかく誰でもいいから働いてほしいと思っているのではないでしょうか。
一昔前ならばそれでも採用できたかもしれませんが、今は人材像が明確でなければ採用はできません。
世の中に募集があふれているのに、誰でもいいと思っている企業で働きたいとは誰も思わないからです。
「働きたい」という人材と「働いてほしい」という企業のマッチングのためには、希望の人材像の設定が必要なのです。
応募者のことも分からないのに、マッチングするわけありません。
また希望の人材像というと多くの企業が「20代男性」や「30代女性」という大まかすぎる人材像を設定してしまいます。
しかしこれでは大まかすぎて、人材像を設定したとは言えません。
希望の人材像は、例えば、「子育てが一段落して、仕事をしばらくしていなかった主婦の方」など、仕事に対する不安や期待がイメージできるところまで具体的に希望の人材像を設定することが重要なのです。
そうでなければ応募者は自分のことと気づかずに、求人票を見つけることすらできないでしょう。