路線価と実勢価格

2015年7月11日公開 / 2020年8月8日更新

テーマ：不動産　土地　査定

コラムカテゴリ：住宅・建物

路線価

2015年分の路線価、
7月1日に国税庁が発表しました。

報道等では、「都市圏と地方圏二極化」の見出しを多く目にします。
都市圏では上昇傾向に対し、地方圏では低迷・下落という二極化が顕著に表れています。
上昇は11都府県、他は下落(横ばい2県含む)。
因みに、最高路線価は、東京都中央区銀座5丁目　銀座中央通り　1㎡／2,696万円
路線価は、地域ごとの価格ではなく、路線(道路)ごとに上昇・下落があり道路一つを
隔てただけで、路線価に違い(差)があります。

実勢価格

(実勢価格:取引が成立する実際の価格)
地方の土地価格の値下がりは、人口減少・高齢化にともない需要と供給のバランスで、買い
手や借り手が少ないことが下落要因のひとつです。
土地をいざ売却と考え査定したが、道路に問題があり予想外の価格安さにビックリされる方も。

近年では、自宅以外の不動産、例えば相続等で受け継いだ不動産を空き家・更地として所
有している方が、今後の活用方法についての相談も多くなりました。
空き家問題は、都市圏・地方圏に関わらず深刻な問題です。

実勢価格は、同じ路線・地域でも道路幅員・方位、地形や高低差、擁壁・地下車庫等の
構造物の状態によっては、価格差が生じます。
※特に擁壁、地下車庫の構造物の検査済証の有無は重要です。

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有限会社ライフ住販　前田　純
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