多様性　～　少年部強化稽古を指導して　～　

先週日曜日に城西世田谷支部の少年部選手強化稽古を行いました。

当支部の三軒茶屋・狛江・祖師谷・昭島・田無・東大和の各道場の少年選手達が30名以上集まり、組手を中心とした激しい稽古を行いました。

普段手合わせのする事のない、いろんなタイプの人たちと拳を交える事は、緊張もするし、とても良い経験になったと思います。

強くなるには、いろんなタイプの人と沢山手合わせをする必要があります。

強いメンバーが集まっても、いつも同じメンバー・同じタイプの人たちとやっていると、上達するにはかなり個人の意識の高さが必要になるでしょう。

例えば、どんなに強くても、下段回し蹴りばかりしか蹴らない人ばかりで稽古をする。すると、下段回し蹴りの攻防は上達するが、上段に対する意識が磨かれません。

力自慢の人たちが集まって稽古をする。すると、相手を力でねじ伏せる事ばかり考えて、外す事、技の緩急等の技術が身につかなかったりします。

今回の強化稽古も、背の高い人、力のある人、スピードのある人、前に出る人、上段が得意な人、突きが得意な人・・・といろんなタイプの人が集まりました。

今回いろんなタイプの人たちとスパーリングで揉まれたことで、参加した子供たちはとても良い経験ができたと思います。


これは、普段の生活にも言えるかも知れません。
いろんな性格や、考え方の人達と接することで、悩んだり、迷ったり、いろんな経験をして人として成長していく。

稽古も、普段の生活も「多様性」って大切なのかも知れません。

先日の少年強化稽古を指導して、ふとそんなことを感じました。





いろんなタイプの子供たちが集まりました。




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